国立大学附属幼稚園の入園試験、いわゆる考査は、大まかな流れこそ全国でほぼ共通していますが、細かい出題は園ごとに少しずつ違います。だからこそ、志望する園の過去問を手に入れて、そこから逆算して準備できるかが、当日の落ち着きを大きく左右します。
とはいえ、附属幼稚園の過去問は書店の目立つ棚に並んでいるわけではありません。どこで、どうやって手に入れるのか。ここでつまずくご家庭がとても多いです。
うちも最初は「そもそも過去問なんて売ってるの」から始まりました。塾にも幼児教室にも通わず、娘は国立の附属幼稚園に通っています。手に入れ方さえ分かれば、家庭学習だけでも十分に戦えます。
今回は、附属幼稚園の過去問を入手する方法を3つに整理して、費用と確実性と手軽さがどう違うのかまで、正直にお話しします。読み終えるころには、自分の家はどの方法で進めればいいかが決まっているはずです。
この記事でわかること
- ✓附属幼稚園の過去問を入手する3つの方法と、費用と確実性の違い
- ✓書籍で入手する手順と、全国51園それぞれの過去問ページへの行き方
- ✓幼児教室で入手するときに必ず質問しておきたいポイント
- ✓過去問が手に入らない園での、現実的な備え方
3つの入手法・早わかり比較
費用と確実性の重心で、我が家に合う方法を選べます
附属幼稚園の過去問を書籍で入手する
一番手軽で、今日から自宅で始められるのが、市販の過去問集を使う方法です。
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。
市販の書籍まで含めてしっかり3か月取り組めば、抽選と運動を除いた考査対策は、ほぼ網羅できます。少しでも気になっているなら、夏のうちに買っておくと落ち着いて進められます。受験が近づくと売り切れてしまう年もあるからです。
志望園の過去問ページを地区から探す
このサイトでは、園ごとの記事の中で、その園の過去問についてまとめています。下の一覧から志望園を選べば、その園の過去問セクションへ直接飛べます。
北海道/東北地区
関東地区
附属幼稚園の過去問を幼児教室で入手する
過去問をもっとも確実に、しかも対策までセットで手に入れられるのが、幼児教室に通う方法です。
理由はシンプルで、出題の内容だけでなく、その園に受かるための具体的な対策まで教えてもらえるからです。過去問は「知る」だけでは半分で、「どう備えるか」まで分かって初めて武器になります。そこをプロが引き受けてくれます。
附属幼稚園の合格家庭のうち、幼児教室を利用したご家庭の割合
出典 株式会社アイキュー「先輩パパ・ママから聞いた志望幼稚園・志望校に合格するための秘訣とは!?」2020年12月17日
多少お金がかかっても確実性がほしい、対策まで丸ごとプロに任せたい。そう考えるなら、何人もの受験を見てきた教育現場に預けるのが、遠回りに見えていちばんの近道です。
本リンクはプロモーションを含みます
ただ、書籍にくらべれば予算はかかります。ここはご家庭の考え方しだいです。
まずは各社のキャンペーンを使って、無料か格安の体験授業を受けてみてください。子どもとの相性は、行ってみないと分かりません。
そして体験のときこそ、遠慮は要りません。志望園の出題傾向や、家でどんな学習をすれば対策になるのかを、こちらから具体的に質問しましょう。その受け答えの丁寧さで、信頼できる教室かどうかも見えてきます。
通信教材で類似問題と傾向をおさえる
1歳を過ぎたころから受験直前まで、家庭のペースで進めたいなら、受験に対応した通信教育もあわせて検討します。多くは1か月の無料おためしや資料請求ができるので、実際に手を動かしてから、我が家に合う教材を選べば失敗しません。
附属幼稚園の過去問を先輩保護者から入手する
お金をかけずに、しかもその園ならではの生きた情報が手に入るのが、実際に通っている先輩保護者に聞く方法です。ツテがあるかどうかで成否は分かれますが、当たれば書籍にも載っていない具体的な話が聞けます。
聞ける相手を見つける2つの入口
- 1兄弟や親戚、ご近所に在園児のご家庭があれば、どんな考査だったかを思いきって聞いてみる
- 2プレ幼稚園や一日入園で在園児の保護者に会えたら、臆せず相談してみる
在園中のご家庭は、受験まっただ中のご家庭より心にゆとりがあります。だから意外なほど気さくに、当時の出題を教えてくれる先輩も多いです。勇気を出して一歩ふみ込んでみる価値は、十分にあります。
過去問が手に入らないときに、どう備えるか
志望園の過去問がどうしても見つからない、との相談もよく届きます。非公表の園も少なくありません。そこで落ち込む必要はありません。
うちの本命も、過去問がきれいにそろう園ではありませんでした。それでも受かったのは、考査で見られる力そのものが、特別なテクニックではなかったからです。
附属幼稚園の考査は、3歳までに育っていてほしい発達段階に、きちんと届いているか。そこを見るために組まれています。あいさつ、着替え、順番を待つ、目を見て話す。そうした生活の土台が育っていれば、細かな傾向が分からなくても慌てずにすみます。過去問はあくまで傾向を知るための地図で、地図がなくても歩ける足腰は、家庭で育てられます。
よくある質問
Q 過去問はいつごろ手に入れておくべきですか。
A 受験の年の夏までを目安にしてください。市販の過去問集は年によって受験直前に売り切れる年もあり、早めに手元に置いておくほど、余裕をもって取り組めます。
Q 市販の書籍と幼児教室、どちらを選べばいいですか。
A まず自分で始めたい、近くに教室がないなら書籍から。確実性と対策までを求めるなら幼児教室が向いています。傾向は書籍で、仕上げは教室でと役割を分けるご家庭もあります。
Q 過去問を非公表にしている園はどうすればいいですか。
A 公表していない園は珍しくありません。その場合は、在園児の保護者への聞き取りや、受験に対応した通信教材で、出題の型に近い問題に触れておくのが現実的です。
Q 塾や幼児教室に通わないと、過去問だけでは足りませんか。
A 過去問は傾向をつかむための材料で、それだけで合否は決まりません。日々の生活習慣と基礎の土台が育っていれば、家庭学習を中心にしても十分に戦えます。
Q 兄弟や知り合いに在園児がいません。それでも情報は集められますか。
A 集められます。プレ幼稚園や一日入園、見学会は在園の保護者と接点を持てる場です。市販の書籍と通信教材を軸に、そうした機会で補うと厚みが出ます。
過去問の入手は、この3つから選べばいい
附属幼稚園の過去問を手に入れる方法は、大きく3つでした。
- 1書籍で入手する。数千円で自宅から始められ、出題の型がつかめます。
- 2幼児教室で入手する。予算はかかりますが、傾向から合格対策まで丸ごと任せられます。
- 3先輩保護者から聞く。無料でその園の生きた情報が手に入ります。ツテがあれば試す価値ありです。
どれが正解でもなく、費用と確実性のどこに重心を置くかで、家ごとに答えが変わります。そして考査で問われるのは、3歳までに育っていてほしい発達段階です。一般的な受験対策なら、通信教育教材での家庭学習でも十分に手が届きます。そのうえで志望園の傾向にきっちり寄せたいなら、過去問の入手に一歩ふみ出しましょう。
まずは我が家がどのタイプかを決めるところから。地図を手に入れたら、あとは毎日の積み重ねが効いてきます。


