「共働きでも大丈夫?」
「4歳児入園できる?」
「どう準備すればいい?」
大阪教育大学附属幼稚園受験を検討する保護者が抱く不安は尽きません。
令和9年度以降の4歳児募集完全廃止、預かり保育なしの制約、年数回の給食調理参加義務など、共働き家庭には厳しい現実があります。
しかし附属小学校への内部進学率ほぼ100%は大きな魅力です。
本記事では公式資料に基づく正確な募集要項と選考情報、年齢別の具体的準備方法、共働き家庭の時間管理術を詳しく解説。
適切な準備で合格への道筋が見えてきます。
- 令和9年度以降4歳児募集完全廃止。預かり保育なしで共働き家庭には相当な覚悟が必要。
- 合否のカギは〈生活習慣〉〈母子分離〉〈家庭の教育姿勢〉。
- 年齢別準備ロードマップで今すぐ確認を。
0〜3歳別ロードマップ|共働きでも間に合う受験準備
大阪教育大学附属幼稚園の受験準備は、子どもの年齢に応じた段階的なアプローチが大切です。
令和9年度以降は4歳児募集が廃止されるため、3歳児入園への準備が必須となります。
0〜1歳の準備ポイント

生活リズムの安定が、すべての基盤になります。
0〜1歳では、規則正しい生活習慣の土台を築くのが最優先です。
早寝早起きのリズムを整え、授乳や離乳食の時間を一定にしましょう。
集団生活への適応力が自然に身につきます。
親子のスキンシップを大切にし、たくさん話しかけながら愛着関係を深めてください。
絵本の読み聞かせは言語発達の土台となるため、1日1冊は継続するよう心がけましょう。
共働きのご家庭では、朝と夜の15分間を濃密な親子時間として確保すれば、十分な準備ができます。
1〜2歳の準備ポイント

社会性の芽生えと基本的な生活習慣の確立に重点を置きます。
1〜2歳は、挨拶や返事の習慣を日常に取り入れる時期です。
他の子どもや大人との関わりを大切にしてください。
食事では、スプーンやフォークの正しい持ち方と姿勢を身につけましょう。
トイレトレーニングを段階的に始めれば、自立心を育めます。
手先の器用さを養うため、積み木遊びやシール貼りを取り入れるのが効果的です。

言葉の数を50〜100語程度、二語文が出始めるよう、日常会話を意識的に増やします。
失敗を恐れず、子どものペースに合わせて進めるのを心がけてください。
2〜3歳の準備ポイント

集団での行動と基本的な受け答えが身につく時期です。
2〜3歳では、他の子どもと一緒に遊べる力を育てましょう。
公園や児童館で積極的に他の子どもと関わる機会を作ってください。
自分の名前と年齢をはっきり言える練習を忘れずに行います。
運動面では、走る・跳ぶ・ボールを投げるといった基本動作を覚えます。
クレヨンやシール貼りなどの簡単な作業を取り入れれば、手先の動きが上達するでしょう。

早生まれのお子さんは月齢差を意識し、焦らずお子さんのペースに合わせて進めるのを心がけてください。
母子分離と生活習慣の準備

母子分離の成功は段階的な慣らしがポイントです。
段階的な分離練習で、お子さんが安心して一人で過ごせる力を育てます。
母子分離は幼稚園受験で大切な準備の一つです。
まず家庭内で短時間から始め、祖父母宅、一時保育、幼児教室と段階的に分離時間を延ばします。
「必ずお迎えに来る」約束を守り、戻った時はしっかり褒めてあげてください。
同時に、着替え・歯磨き・片付けなどの生活習慣を自分でできるよう練習しましょう。
一つの活動に集中して取り組む時間を少しずつ延ばせば、集中力と持続力が自然に身につくはずです。
共働き家庭の時間管理術
朝と夕方の短時間を活用すれば、働きながらでも十分な準備ができます。
共働きのご家庭では、朝15分・夕方15分の親子遊び時間確保を目標にしてください。
夫婦でそれぞれの得意分野を担当し、協力体制を作りましょう。
一時保育やファミリーサポートを母子分離練習を兼ねて積極的に活用するのをおすすめします。
車での移動中に教育音楽を流したり、日常の料理や買い物を学習機会に変えたりする工夫を取り入れてみてください。
祖父母や親族に協力をお願いし、家族全体でサポート体制を整えれば、無理なく受験準備を進められるでしょう。
大阪教育大学附属幼稚園の特徴|教育方針・通園条件・募集要項
教育方針と向いている家庭
「すこやかに、あたたかく、遊びに生きる子ども」の理念で自然豊かな環境を重視します。
大阪教育大学附属幼稚園では、子どもの主体性を大切にした自由保育を実践しています。
園内でヤギやアヒルなど様々な動物を飼育し、ブドウやクリなど実のなる木を多く植えた自然環境が特徴です。
遊びを「生活そのもの」と捉え、一人ひとりの発達に合わせた教育を展開します。
大学との連携による「ふしぎの日」「作陶の日」「合唱の日」など特色ある活動も豊富です。
保護者の教育への積極的関与を期待する園風のため、子どもの成長を家庭と園で共に支えたい家庭に適しています。
通園エリア・アクセス
住所 | 〒547-0032 大阪府大阪市平野区流町2-1-79 |
TEL | 06-6709-9400 |
通園許可範囲 | 出願時に大阪府内に幼児と保護者が共に居住し、さらに通園に要する時間が徒歩または公共の交通機関を利用して本園の定める基準により50分以内であること。 *園の定める基準については入園説明会でお知らせ |
公式サイト | https://f.osaka-kyoiku.ac.jp/fuzoku-k/ |
大阪府内居住で通園時間50分以内の制限があります。
項目 | 条件 |
---|---|
居住地制限 | 大阪府内居住必須(幼児と保護者共に) |
通園時間 | 徒歩または公共交通機関利用で50分以内 |
所在地 | 大阪市平野区流町2-1-79 |
最寄り駅 | 大阪メトロ谷町線平野駅5番出口徒歩8分 |
駐車場 | 園内駐車場なし(コインパーキング利用) |
送迎は保護者または身内による対応が必須で、自転車・自家用車の使用は可能です。
通園時間の基準詳細は入園説明会で発表されるため、事前確認が欠かせません。
募集人数・抽選の有無・願書提出日程
令和9年度以降は4歳児募集が完全廃止となる予定です。
年度 | 3歳児募集 | 4歳児募集 | 総定員 |
---|---|---|---|
令和8年度 | 40名 | 10名 | 140名 |
令和9年度以降 | 40名 | 0名(廃止) | 120名 |
令和9年度以降は2年保育(4歳児)の募集を0名とし、3年保育(3歳児)のみの募集となります。
出典:大阪教育大学附属幼稚園公式サイト「入園定員の変更について」
願書提出は10月1日〜2日の2日間限定、選考は10月22日〜24日の3日間実施予定です。
選考方法の詳細は入園説明会で発表されます。
過去の倍率と人気の背景
附属平野小学校への内部進学率ほぼ100%が最大の人気要因です。
令和7年度実績では、附属幼稚園から54名が附属平野小学校に志願し、全員が合格を果たしました。
内部進学率ほぼ100%により、小学校受験を回避できる安心感が保護者に高く評価されています。
創立130年以上の歴史と伝統、大学との連携による質の高い教育環境も人気を支えています。
大阪で唯一の国立大学附属幼稚園として、毎年200名近くの教育関係者が研究会に参加するなど、教育界での注目度も非常に高い状況です。
国立附属園特有の研究機関としての役割も魅力の一つです。
費用・保育料・預かり保育の利用条件
預かり保育は実施されておらず、共働き家庭には大きな制約となります。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
入園料 | 31,300円 | 幼児教育無償化により年度末返還 |
保育料 | 年額73,200円 | 無償化対象 |
給食費 | 1,400〜2,850円/月 | 学年により異なる |
幼児費 | 1,500〜1,700円/月 | 学年により異なる |
PTA会費 | 1,000円/月 | – |
その他 | 約6,000円/月 | 食育研究会・幼児教育振興会会費等 |
水曜日は午前保育(11:20〜11:40降園)、その他は午後保育(13:50〜14:10降園)で、預かり保育は実施していません。
保護者による給食調理への年数回参加も必須です。
試験内容と評価ポイント|行動観察・面接・家庭環境の見られ方
国立大学附属幼稚園の選考は、お子さんの日常的な様子と家庭での教育環境を総合的に評価します。
特別な能力よりも、年齢相応の発達と基本的な生活習慣が重視されるため、普段の子育ての延長として準備を進められるでしょう。
行動観察で見られる力と伸ばし方
他の子どもとの関わり方と、大人の指示への対応が中心的な評価項目となります。
大阪教育大学附属幼稚園の選考詳細は公表されておらず、具体的な内容は入園説明会で発表されます。
- 参考 過去の実績を元にした参考情報は下記となります。
①「抽選①」
↓
②「入園検査」
↓
③「面接」
↓
④「抽選②」
一般的な国立附属園では、お子さんが自然な状態で他の子どもや先生と接する様子を観察します。
おもちゃを取り合わずに順番を守れるか、他の子どもと並行して遊べるかが確認されるでしょう。
自分から積極的に活動に参加する姿勢や、新しい遊びに興味を示す好奇心が大切です。
普段から公園や児童館で他の子どもと遊ぶ機会を増やし、家庭では簡単なルールのある遊びを取り入れてください。
保護者面接で聞かれる質問と答え方のコツ
志望理由と家庭の教育方針について、具体的なエピソードを交えて答える準備をしましょう。
面接では「なぜ当園を志望したのか」「お子さんの長所と課題は何か」「家庭での教育で心がけている点は何か」が中心になります。
抽象的な回答ではなく、日常生活での具体的な体験談を用意してください。
共働きの場合、送迎体制や行事参加の計画について質問される可能性があります。
家族の協力体制を具体的に説明できる準備をしておきましょう。
国立大学附属幼稚園の研究機関としての役割を理解し、教育研究への協力意志を明確に伝えるのをおすすめします。
保護者による給食調理参加への理解も示してください。
子どもへの問いかけと自然な受け答え練習
名前・年齢・好きなものを、緊張せずにはっきり答えられる練習をします。
子どもへの選考では、基本的な受け答えができるかが確認されます。「お名前は何ですか」「何歳ですか」「好きな食べ物は何ですか」に、明瞭な声で答えられる練習をしましょう。
先生の簡単な指示(「赤いブロックを取ってください」など)を正確に理解し、行動できるかが評価されます。
「嬉しい」「困った」などの自分の気持ちを言葉で表現する練習を取り入れてください。
練習しすぎて機械的にならず、日常会話の延長として自然な受け答えを心がけていきましょう。
園の教育目標である「遊びに生きる子ども」らしい素直さを大切にします。
運動能力・言語力・数概念のテスト内容と対策
年齢に応じた基本的な成長を確認する課題で、特別な技術や能力は求められません。
分野 (評価項目) | 確認される内容 (どんなテストがあるか) | 家庭での準備方法 (今からできること) |
---|---|---|
基本運動 体を動かす力 | ・歩く・走る・止まる・両足ジャンプ ・ボール遊び・階段昇降 ・バランス感覚の確認 | ・公園での外遊びを増やす ・かけっこ・ボール遊びを楽しむ ・階段の昇り降り練習 |
手先の器用さ (巧緻性) | ・クレヨンで丸を描く・シール貼り ・積み木積み・ボタン操作 ・先生の真似をして形を作る | ・お絵かき・工作遊びを増やす ・ボタンのある服で練習 ・シール貼り・折り紙遊び |
言語発達 おしゃべりの力 | ・名前・年齢・好きなものを言う ・簡単な挨拶・返事 ・先生との簡単なやりとり | ・日常会話を増やす ・絵本の読み聞かせ ・挨拶の習慣づけ |
数の概念 かずや色の理解 | ・1〜3の数唱・大小の区別 ・基本色・基本図形の識別 ・色や形の名前を答える | ・数え歌・おもちゃの分類 ・色や形の名前を教える ・日常生活で数を意識する |
普段の親子遊びで十分伸ばせる力ばかりなので、焦らず毎日少しずつ練習していきましょう。
盲点かもしれませんが、考査(入試)が初めての方にぜひおすすめしたいのが、自立するA4バッグです。
長い待ち時間中もバッグが倒れる心配がないので、考査に集中でき、本当に重宝します。
上履きや水筒など、意外と荷物が増えるので、大きめで上品に見えるバッグが安心です。

願書・志望理由書の準備ポイント
園の教育方針と家庭の価値観の一致点を明確に示すのが最も大切です。
園の教育目標「すこやかに、あたたかく、遊びに生きる子ども」への共感を具体的に表現しましょう。
説明会や見学会での体験談を盛り込むと、園への理解と熱意が伝わります。
お子さんの個性を魅力的に伝えるため、長所と課題の両面を成長エピソードと共に説明してください。
客観的な分析力を示しながら、お子さんの魅力を肯定的に表現します。
国立附属園の特徴を理解し、教育実習生の受け入れや研究活動への協力姿勢を明記するのも大切です。
給食調理への参加意欲も示してください。
誤字脱字の確認、適切な敬語の使用、読みやすさを心がけます。
家庭でできる準備と生活習慣の作り方
お子さんが楽しみながら続けられる環境作りが基本となります。
特別な教材がなくても、日々の暮らしの中にたくさんの学びがあります。
料理のお手伝いで数の概念を、お買い物で社会性を、散歩で観察力を育てられるでしょう。
単なる読み聞かせから、読後の対話を大切にする読書スタイルに変えてみてください。
読み終えた後に「どの場面が好きだった?」「どんな気持ちかな?」と話し合う習慣をつけると、言葉の力が伸びていきます。
園の自由保育の理念に合わせ、子ども主体の活動を家庭でも心がけましょう。
短時間でも質の高い学習時間を確保し、無理のない範囲で継続してください。
知育教材の選び方
年齢に適した教材選択で、無理なく楽しみながら学べる環境を整えましょう。
市販の知育教材を選ぶ際は、年齢適応性・継続可能性・親子で楽しめる内容を基準にしてください。
通信教育では、こどもちゃれんじ・モコモコゼミ・幼児ポピーなどがあり、それぞれ特徴が異なります。
例えば「モコモコゼミ」は小学校受験でも有名なこぐま会とSAPIXによる幼児向け教材で、受験対策に役立ちます。
≫モコモコゼミ詳細レビュー
詳しい教材比較は以下を参考にしてください。
≫幼児通信教育おすすめ比較
高額な教材に頼るよりも、身近な材料を使った工作や自然観察など、手作りの学習機会を大切にしてください。
教材選びで迷った時は、まず図書館や児童館の無料教材を試してから検討しましょう。
継続できる範囲で選択し、親子の時間を楽しむ心構えが一番大切です。


よくある不安にお答えします|共働き・倍率・併願戦略

Q: 共働きでも合格できますか?
共働き家庭でも合格は可能です。ただし預かり保育がないため相当な覚悟が必要となります。
水曜日は午前保育で11:20〜11:40降園、その他の日も13:50〜14:10降園のため、お迎え体制の確保が欠かせません。
さらに年数回の給食調理参加、PTA活動、大学連携行事への参加も求められます。
ファミリーサポートやシッター、祖父母との協力体制を事前に整備し、夫婦での役割分担を明確にしてください。
職場の理解を得て、有給取得や時短勤務の活用も検討が必要でしょう。
Q: 令和9年度以降は4歳児入園ができないのですか?
令和9年度以降、4歳児入園は完全廃止予定です。
令和8年度は4歳児10名の募集がありますが、これが最後の機会となります。
3歳児入園は30名から40名に拡大される予定で、今後は3歳児入園のみとなります。
4歳児入園を希望される場合は、令和8年度が最終チャンスです。
3歳児入園への準備を早めに始めるか、令和8年度の4歳児募集への挑戦を検討してください。
計画変更の可能性もあるため、公式発表を継続的に確認しましょう。
Q: 給食調理への参加は必須ですか?
給食調理への参加は必須です。昭和23年から続く伝統で、保護者が栄養士の指導のもと年数回調理作業を行います。
食の安全や衛生、アレルギー対応など時代に応じた配慮が求められるため、調理経験の有無にかかわらず参加が必要です。
共働き家庭では勤務調整が必要となります。
事前に職場への相談や有給取得の準備をしておきましょう。
食育研究会への入会も推奨されており、調理に関する知識や技術を学ぶ機会も提供されています。
Q: 通園時間50分制限はどう判定されますか?
徒歩または公共交通機関利用で50分以内が基準です。
詳細な判定基準は入園説明会で発表されるため、事前確認ができません。
昨年度の基準は公式サイトで公開されているため、参考にしてください。
自家用車や自転車の使用は可能ですが、時間計算に含まれるかは不明です。
居住地が大阪府内であっても、通園時間が50分を超える場合は受験資格を失う可能性があります。
説明会での詳細発表を待ち、基準に適合するかを必ず確認してください。
Q: 私立・公立との併願はどうすればいいですか?
併願は可能ですが、選考日程の重複回避が最優先です。
願書提出は10月1〜2日の2日間限定、選考は10月22〜24日の3日間のため、他園との日程調整を事前に確認してください。
国立附属園は抽選要素があり運に左右される面が強く、私立は実力重視の傾向があります。
検定料・交通費・準備時間を効率的に配分し、第一志望を明確にした上で併願戦略を立てましょう。
各園の特色を理解し、無理のない範囲での併願をおすすめします。
Q: 不合格の場合、再挑戦はできますか?
翌年度の再受験は可能です。年齢制限内であれば何度でも挑戦できるため、諦める必要はありません。
令和9年度以降は4歳児募集が廃止されるため、4歳児での挑戦は令和8年度が最後となります。
年度途中の編入試験情報を継続的に収集しておくと、新たなチャンスを掴める可能性があります。
前回の課題を客観的に分析し、お子さんの成長に合わせた準備を進めれば、再挑戦での合格可能性は高まるでしょう。
小学校受験への切り替えも選択肢の一つです。
その他のよくある質問
内部進学について|附属小学校への道筋

大阪教育大学附属幼稚園から附属平野小学校への内部進学率はほぼ100%を誇ります。
令和7年度実績では、附属幼稚園から54名が小学校に志願し、全員が合格を果たしました。
令和7年度入学者選考の実績
・附属幼稚園からの連絡進学者は54名
・志願者数 139名(うち附属幼稚園からの連絡進学者は54名)
・合格者数 105名(うち附属幼稚園からの連絡進学者は54名)
出典:大阪教育大学附属平野小学校「2026年度入学者選考出願要項」
内部進学により小学校受験を回避でき、継続的な教育環境で学べる安心感が得られます。
幼稚園入園の最大のメリットといえるでしょう。
今すぐ始める3つのアクション

【Step1】園見学会申込みと参加準備
8月1日午前8時30分の入園説明会申込み開始に備えましょう。
入園説明会は9月3日・5日・10日・18日の4回開催され、各回定員60名で申込み順となります。
8月1日午前8時30分にホームページで申込み開始のため、事前にアクセス準備をしてください。
施設見学会は5月14日・6月4日・6月18日の13時〜15時に実施され、事前申込み不要で園庭からの見学が可能です。
園庭開放も同日程で開催されるため、お子さんと一緒に園の雰囲気を確認できます。
見学時は教育方針・施設環境・先生の対応を重点的にチェックし、お子さんの園への反応も観察しましょう。
質問リストを事前に用意し、当日はメモを取って整理してください。
【Step2】通園区域確認と転居計画検討
大阪府内居住で通園時間50分以内の制限を満たすか確認が必要です。
大阪府内に幼児と保護者が共に居住し、徒歩または公共交通機関利用で50分以内の通園が入園条件となります。
詳細な判定基準は入園説明会で発表されるため、必ず参加して確認してください。
現在の居住地が条件を満たさない場合は、転居の検討が必要です。
大阪メトロ谷町線平野駅が最寄り駅で、5番出口から徒歩8分の立地にあります。
園内駐車場がないため、自家用車利用の場合は近隣のコインパーキング確保も重要な検討事項です。
通園経路の安全性と所要時間を実際に確認し、家族での移住計画を慎重に検討しましょう。
【Step3】送迎体制と預かり保育利用計画確立
預かり保育なしの制約下で、確実な送迎体制構築が欠かせません。
預かり保育は実施されておらず、水曜日は午前保育(11:20〜11:40降園)、その他は午後保育(13:50〜14:10降園)となります。
共働き家庭では、ファミリーサポート・シッター・祖父母との協力体制確保が必須です。
保護者または身内による送迎が義務付けられているため、代行サービス利用は不可能です。
年数回の給食調理参加、PTA活動、大学連携行事への参加も求められるため、職場への相談と有給取得計画も必要です。
夫婦での役割分担を明確にし、緊急時のバックアップ体制も整備してください。
勤務時間の調整や時短勤務の検討も含めて準備しましょう。
まとめ
大阪教育大学附属幼稚園受験は、令和9年度以降4歳児募集が完全廃止されるため、3歳児入園への準備が必須となります。
預かり保育なし、給食調理参加必須など共働き家庭には厳しい制約がありますが、附属小学校への内部進学率ほぼ100%は大きな魅力です。
8月1日午前8時30分の説明会申込み開始、通園時間50分制限の確認、家族全体でのサポート体制確立が欠かせません。
早期からの段階的準備と確実な情報収集で、合格への道筋を築いていきましょう。
過去問を書籍で入手する

附属幼稚園に向けた準備サポート
お子さんの自主性と考える力を育てるため、家庭学習の補助として通信教育や幼児教室を検討するご家庭も多くいらっしゃいます。
園の教育方針に合った教材選びで、お子さんの個性をさらに伸ばしてあげましょう。
考える力を育てる通信教育
「モコモコゼミ」(思考力重視の幼児教材)
こぐま会とSAPIXが監修する幼児向け通信教育で、暗記ではなく「考える力」を重視した構成が特徴です。
お子さんが自分で試行錯誤しながら答えにたどり着く体験を大切にしており、附属幼稚園が目指す「自らの課題を解決していこうとする力」の土台作りに役立ちます。

親子で育む社会性
親子教室ベビーパーク(0歳2ヶ月から)
親子一緒に学ぶスタイルで、お子さんの自主性と社会性を自然に育てる教室です。
他の親子との関わりを通じて、園で重視される「協調性」や「コミュニケーション力」を無理なく身につけられます。
どちらも無料体験や資料請求が可能なので、お子さんの反応を見ながら検討してみてください。