宮崎大学教育学部附属幼稚園、気になっていても「学費は?選考は?共働きでも通えるの?」と迷いますよね。
結論から言うと、宮崎大附属は入園料も保育料も無償化の対象で、附属小・中へと続く幼小中一貫の道がある宮崎県で唯一の国立幼稚園です。附属小へ進む連絡進学では公開抽選が免除され、近年は定員に空きが出て入りやすさもあります。ただし給食や園バスはなく、降園も早めで預かり保育も手薄。共働き家庭は昼食や送迎、預け先の段取りを先に固めておきたい園です。
学費のしくみから発育検査で進む選考、附属小への内部進学まで、順にお伝えします。

二人の子どもの附属幼稚園受験を経験した私が、宮崎大附属の実際のところをお伝えしますね。
この記事でわかること
- ✓入園料も保育料も月8,700円まで無償化になる学費のしくみ
- ✓幼小中一貫で附属小へ進む連絡進学と抽選免除の本当のところ
- ✓発育検査と保護者面談で決まる選考と、定員の空きや倍率の実際
- ✓通園区域と保護者送迎が前提になる通園の条件
- ✓給食なしで降園も早い、共働き家庭に必要な備え
無償化と幼小中一貫がそろう宮崎大附属幼稚園
宮崎大附属は、入園料も保育料も無償化の対象になり、附属小・中へと続く幼小中一貫の道が用意された宮崎県で唯一の国立幼稚園です。
場所は宮崎市船塚1丁目1番地。JR宮崎駅から歩いて30分ほどの、緑ゆたかな環境に建っています。宮崎大学教育学部と連携した研究校で、教育実習の場にもなる園です。入園定員は3年保育28名と2年保育20名の5学級。砂場や築山、20ほどの遊具がそろう広い園庭には、子どもたちが世話をするクラス花壇や、生き物とふれあえるビオトープもあります。
入園料も保育料も無償化になる学費
宮崎大附属は入園料も保育料も無償化の対象で、保護者が納めるのは検定料や教材費などの実費です。
国立の幼稚園なので、保育料と入園料はどちらも月8,700円を上限に無償化の対象です。保育料の年額73,200円は、月あたり6,100円で上限に収まり実質の負担はありません。入園料31,300円も、入園した初年度に月割りして保育料に合算する形で無償化され、手出しはほとんど残りません。無償化の対象外は、出願時の検定料1,600円や、教材費、PTA会費などの実費です。
| 項目 | 金額 | 無償化 |
|---|---|---|
| 入園検定料 | 1,600円 | 対象外 |
| 入園料 | 31,300円 | 無償化対象(初年度月割り) |
| 保育料(年額) | 73,200円 | 無償化対象 |
| 教材費・PTA会費ほか | 実費 | 対象外 |
入園後にかかる教材費やPTA会費などの実費は、年度によって金額が改定される場合があります。正式な額は最新の募集要項で確かめてください。
遊びを通して育てるかかわる力と考える力と表現する力
宮崎大附属の保育は、好きな遊びを軸に子どもの育ちを広げていく体験の厚みが持ち味です。
教育目標は「生き生きと活動できる子どもを育てる」。かかわる力、考える力、表現する力の三つを、日々の遊びの中で育てる保育を大切にしています。園庭のビオトープでの虫捕りや、花壇での野菜づくり、四季の自然にふれる時間が学びそのものです。5歳児には「もくせいの時間」と呼ぶコミュニケーションスキルの活動もあります。言葉やうなずきで自分の思いを相手に伝える力を、幼稚園から小学校へつなぐ形で育てます。年長になると附属小学校の1年生と一年を通してかかわる交流もあり、小学校生活へなめらかにつながります。
附属小学校へ進む連絡進学の本当のところ
宮崎大附属からは、同じ大学の附属小学校へ進む連絡進学の道があります。
幼小中一貫教育をかかげる園だけあって、附属幼稚園からの連絡進学者は、附属小学校の入学者選考で行われる公開抽選が免除されます。抽選の運に左右されない点は、外部から附属小を受ける家庭にはない大きな強みです。ただし在園児が無条件で上がれるわけではありません。附属小学校の募集人員96名には連絡進学者も含まれ、別枠が用意されているのではなく内数です。要項でも連絡進学者は「幼稚園修了者のうち本校に入学を認められた者」と書かれています。諸検査を受けるかどうかは、公開されている要項には書かれていません。附属小へ自動で進めると考えるのは早合点で、進学は選考を経る前提でとらえておきましょう。
発育検査と面談で決まる宮崎大附属の選考と倍率
宮崎大附属の選考は、子どもの発育検査と保護者面談で進み、募集人員を超えたときだけ公開抽選が加わります。
募集要項によると、まず発育検査で第1次合格者を決め、それと並行して保護者1名の面談を行います。第1次合格者が募集人員を上回った場合に限り、保護者がくじを引く公開抽選で最終合格者が決まります。検査の細かな中身は公表されていません。ここで見られるのは、集団の中で自然に遊べるか、落ち着いて先生とやりとりできるかといった、ふだんの育ちです。あいさつや順番を待つ姿勢が、そのまま当日の様子にあらわれます。
倍率は公表されていませんが、令和7年5月時点の在園児は74名で、認可定員124名に対して各学年に空きがあります。令和8年度は一次募集で定員が埋まらず、二次募集や三次募集まで行われました。入りやすさがある一方で、油断してよいわけではありません。募集人員や日程は年度によって変わります。
3歳児と4歳児から入れる5学級
宮崎大附属は3歳児からの3年保育が基本で、4歳児からの2年保育の枠もあります。
学級は全体で5つ。先生の目が一人ひとりに届きやすい規模で、異年齢の子が園内を自由に行き来しながら関わり合います。3歳から入園を考えている家庭にも、4歳からの入園を考えている家庭にも、入り口が用意されています。令和8年度は3年保育が28名、2年保育が20名の募集でした。次の令和9年度の人員は、要項の公表を待ってご確認ください。
選考で見られるのは日ごろの生活習慣
発育検査や面談で見られるのは特別な受け答えより、毎日の暮らしの積み重ねです。
選考のこまかな内容は公表されていません。柱になるのは、子どもが遊びの中でのびのび過ごせるか、身のまわりのことに自分から取り組めるかどうかです。奇をてらった対策よりも、着替えや片づけ、あいさつといった生活の土台を整えるほうが、当日の姿にそのまま生きます。保護者面談では、家庭の教育方針や、園の研究や行事への協力を無理なく続けられるかを話します。

上の子の受験のとき、定員に空きがあると聞いて一度は気がゆるみました。でも選考が集団での遊びの様子を見る発育検査だと知って、ふだんの姿がそのまま出るのだと肩に力が入り直したんです。それからは特別なことをやめて、あいさつや順番待ちを一緒に楽しむようにしました。当日は親子とも自然体で臨めて、気負わずに済んだのがよかったです。
宮崎市の幼児教室と通信教育で入園準備
宮崎市には幼児教室もありますが、附属幼稚園の受験に的をしぼった教室は少なく、家庭で進める通信教育が現実的です。
「教室に通わせたほうがいいのかな」と迷いますよね。宮崎市内には、知育を楽しめる幼児教室がいくつかあります。イオンモール宮崎のベビーパーク(0歳から3歳の親子教室)や、七田式ありた教室、宮崎駅東のEQWELなどです。ただ附属幼稚園の受験に的をしぼった専門の教室は、宮崎ではほとんどありません。専門教室に通うとなれば、毎週の送迎や月謝の負担も気になります。
通学型の教室のデメリット
- ×附属受験に的をしぼった教室が少ない
- ×通うとなれば毎週の送迎が必要
通信教育のメリット
- ✓送迎不要で自宅で完結
- ✓生活習慣づくりを遊びながら
宮崎大附属の選考は、生活習慣や親子の関わりが土台です。だからこそ、家庭で取り組める通信教育が心強い味方になります。
まずは「こどもちゃれんじ」で生活習慣の土台づくり
発育検査で見られる生活習慣や社会性は、日常の遊びのなかで少しずつ育っていきます。
年齢に合ったエデュトイ(知育おもちゃ)が毎月届くこどもちゃれんじは、あいさつや身のまわりの片づけを遊びながら身につけられます。年齢別に設計された教材が毎月届くのは、他の通信教育にはないこどもちゃれんじならではの強みです。
思考力を伸ばすなら「モコモコゼミ」をプラス
面接や親子のやりとりで問われる考える力は、良質な教材で伸ばせます。
こぐま会×SAPIX監修のモコモコゼミは、かわいい動物キャラクターと一緒に思考力を育てられる教材です。教室の送迎なしで、家庭で受験を意識した準備を進められます。初月は合わなければ無料で、退会もメール一本で済みます。
通園区域と送迎が前提の宮崎大附属の通園事情
宮崎大附属に通うには、定められた通園区域に住んでいることと、保護者の送迎が前提です。
応募できるのは、園が定める公立小学校区に、保護者とともに住み、住民登録をしている家庭です。宮崎小や大淀小、檍小など21の校区が全域、赤江小や生目小など4つの校区が一部だけ通園区域にあたります。区域の一部にかかる校区に住んでいる場合は、出願の前に園へ電話で確認する必要があります。通園は保護者の送迎が前提で、園バスはありません。通園区域を絞ったうえで、それぞれの家庭が送りむかえを担う仕組みです。
給食はなくお弁当、降園も早めで預かりは手薄
宮崎大附属は給食がなくお弁当が基本で、降園も早く、就労を支える預かり保育は設けられていません。
公式の一日の流れによると、昼食は正午前のお弁当で、給食の用意はありません。降園は3歳児と4歳児が13時45分ごろ、5歳児が14時ごろで、午前保育の日はおやつだけで11時45分に降ります。就労を支える常設の預かり保育も設けられておらず、放課後の預け先は家庭で用意する前提です。園庭開放や乳幼児向けの催しは未就園児のための集まりで、在園児の預かりとは別ものです。共働きで通わせたい家庭は、毎日のお弁当づくりと放課後の預け先を入園前に整えておきましょう。

園バスがなく送りむかえが必要と知ったときは、共働きでやっていけるかと不安になりました。それでも送りの分担を家族で決めて、放課後の預け先を早めに用意しておいたら、思ったより無理なく回っています。送りの道での親子のおしゃべりが、今ではいちばんの時間です。
説明会とプレパークで宮崎大附属を見学する
入園前に園の雰囲気を知るなら、募集説明会や園庭開放に足を運ぶのがいちばんです。
宮崎大附属は、令和9年度の入園に向けた新入園児募集説明会を、2026年8月28日と10月4日の2回予定しています。どちらか1回に参加する形で、申し込みは公式サイトのフォームから受け付けています。説明会のほかにも、園庭や遊具を開放する「プレパーク」、未就園児と保護者が遊ぶ「おいでよふようちえん」、保育を体験できる「おためしようちえん」、造形や運動を楽しむ「子育て教室」があります。園庭やビオトープ、先生や在園児の雰囲気を自分の目で確かめられる貴重な機会です。日程は年度で変わるため、出願の前に公式サイトで最新の内容を確かめてください。
宮崎大附属幼稚園の受験でよくある質問
Q 入園できるのは何歳からですか?
A 3歳児からの3年保育が基本で、4歳児からの2年保育の枠もあります。学級は5つで、全体で先生の目が届きやすい規模です。令和8年度は3年保育28名、2年保育20名の募集でした。
Q 通園に住む場所の決まりはありますか?
A 園が定める公立小学校区に、保護者とともに住み住民登録していることが条件です。21校区が全域、4校区が一部だけ通園区域にあたり、一部にかかる校区は出願前の電話確認が必要です。保護者の送迎が前提です。
Q 附属の小学校にそのまま進めますか?
A 附属小学校へ進む連絡進学の道があり、附属幼稚園からの連絡進学者は入学者選考の公開抽選が免除されます。ただし募集96名の内数で別枠ではなく、無条件で進めるわけではありません。諸検査の要否までは公開要項に記載がありません。
Q 学費はどれくらいかかりますか?
A 保育料も入園料も、月8,700円を上限に無償化の対象です。保育料の年額73,200円は実質の負担がなく、入園料31,300円も入園初年度に月割りして保育料に合算する形でほぼ無償化されます。実費でかかるのは出願時の検定料1,600円や、教材費、PTA会費などです。
Q 共働きでも通えますか? 預かり保育はありますか?
A 給食がなくお弁当で、降園も3歳児と4歳児は13時45分ごろ、5歳児は14時ごろと早めです。就労を支える常設の預かり保育も設けられていないため、放課後の預け先を入園前に整えておきましょう。
Q 選考の内容や倍率はどうですか?
A 発育検査と保護者面談で選考し、募集人員を上回ったときだけ公開抽選が加わります。検査の細かな内容は非公表です。倍率も公表されていませんが、近年は一次募集で定員が埋まらず二次募集や三次募集まで行われています。
Q 給食はありますか?
A 給食はなく、お弁当が基本です。公式の一日の流れにも、昼食は正午前のお弁当と示されています。午前保育の日はおやつのみで降園します。
過去問を書籍で入手する
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。

日々の生活習慣づくり+モコモコゼミのほうがコスパは良いと個人的には思います。
宮崎大附属幼稚園の受験対策まとめ
宮崎大学教育学部附属幼稚園は、入園料も保育料も無償化になる学費と、附属小・中へ続く幼小中一貫の道が特徴です。連絡進学で附属小の公開抽選が免除されるのも、外部から受ける家庭にはない強みです。
- 1入園料も保育料も無償化、幼小中一貫で附属小へは連絡進学。附属小の公開抽選は免除されますが、全員が無条件で上がれるわけではありません。
- 2選考は発育検査と保護者面談、超過時だけ公開抽選。近年は定員に空きが出ますが、見られるのは日ごろの生活習慣です。
- 3通園区域と保護者送迎が前提、給食はなく降園も早めで預かりも手薄。共働き家庭は昼食と送迎、預け先の段取りを先に整えましょう。
選考は運ではなく、生活習慣と親子の関わりが土台です。近くに附属特化の教室が少なくても、家庭での習慣づくりと通信教育なら、送迎の負担なく取り組めます。
自宅での受験準備の第一歩として、こどもちゃれんじも選択肢に入ります。年齢別に設計されたエデュトイが毎月届き、遊びながら生活習慣の土台づくりができる点は他の通信教育にはない強みです。
受験を見据えた思考力を育てたいなら、こぐま会×SAPIX監修の「モコモコゼミ」。かわいい動物キャラクターと一緒に取り組め、「モコモコちゃんねる」の動画学習にも対応しています。


