千葉大学教育学部附属幼稚園、気になっていても「学費は? 選考で何をするの? 共働きでも通えるの?」と迷いますよね。
千葉大附属は、入園料も保育料も無償化の対象で、附属小学校への内部進学の道もある千葉市稲毛区の国立幼稚園です。JR西千葉駅から歩いて1分、教育目標は「うごく・かんじる・かんがえる」。緑ゆたかな園庭で、遊びを通して子どもを育てます。ただし昼食はお弁当で、通園は保護者の送りむかえが前提、預かり保育の案内もありません。共働き家庭は、送迎とお弁当、放課後の預け先を入園前に整えておきましょう。
学費のしくみから令和9年度の選考、附属小への内部進学まで、順にお伝えします。
二人の子どもの附属幼稚園受験を経験した私が、千葉大附属の実際のところをお伝えしますね。
この記事でわかること
- ✓入園料も保育料も月8,700円まで無償化になる学費のしくみ
- ✓一般募集とは別枠であつかわれる附属小学校への内部進学
- ✓行動観察と親子面接、二次の抽選で進む選考と令和9年度の日程
- ✓千葉市の指定区在住と保護者送迎が前提になる通園の条件
- ✓お弁当や半日保育、共働き家庭の通わせ方の工夫
無償化と内部進学がそろう千葉大学教育学部附属幼稚園
千葉大附属は、学費の負担が軽く、附属小学校への内部進学の道もある千葉市稲毛区の国立幼稚園です。
場所は千葉市稲毛区弥生町で、JR総武線の西千葉駅から歩いて1分。京成みどり台駅からも10分ほどです。ルーツは古く、明治36年(1903年)に「千葉幼稚園」として開園し、令和5年(2023年)に120周年を迎えました。学級は3歳児が1つ、4歳児と5歳児が各2つの5学級で、在園はおよそ137名。すずかけの並木や松林に囲まれ、どんぐり山や砂場で虫を追いかける、自然の近い環境です。
入園料も保育料も無償化になる学費
千葉大附属は入園料も保育料も無償化の対象で、保護者が納めるのは検定料やPTA会費などの実費です。
国立の幼稚園なので、保育料と入園料を合わせて月8,700円を上限に無償化されます。募集要項に記された額は入園料が31,200円、保育料が年73,200円。入園料は入園した初年度に月割りして保育料に合算する形で無償化されるため、保育料と入園料の負担はほぼなくなります。実際に納めるのは、出願時の検定料1,600円や、PTA会費、教材費、安全対策費などの実費です。
| 費目 | 金額 | 無償化 |
|---|---|---|
| 検定料 | 1,600円 | 対象外 |
| 入園料 | 31,200円 | 無償化対象(初年度月割り) |
| 保育料(年額) | 73,200円 | 無償化対象 |
| PTA会費・教材費・安全対策費ほか | 実費 | 対象外 |
PTA会費と教材費が月1,500円ずつ、安全対策費が年1,500円。国立ならではの負担の軽さが、千葉大附属の人気をあと押ししています。金額は年度で改定される場合があるため、最新の募集要項で確かめてください。
浮いた学費を絵本や家族のおでかけに回せるのは、国立ならではの魅力です。
遊びを通して育てる「うごく・かんじる・かんがえる」
千葉大附属の保育は、好きな遊びを軸に子どもの育ちを広げていく体験の厚みが魅力です。
教育目標にかかげるのは、「うごく」「かんじる」「かんがえる」の三本柱。全身を使って遊ぶ「うごく」、自然の美しさを感じて表現する「かんじる」、試したり工夫したりする「かんがえる」。字や数の一斉指導を前に出すのではなく、遊びそのものが学びにつながるよう先生が環境を整えます。千葉大学教育学部の学生の教育実習を年5週間受け入れ、公開研究会で保育を発表する研究実践の園でもあり、日々の保育に教育の裏づけがある点も千葉大附属らしさです。
附属小学校への内部進学の本当のところ
千葉大附属からは附属小学校への内部進学の道がありますが、そのまま全員が無条件で上がれると決まっているわけではありません。
附属小学校の一般募集は男女各14名程度で、その公示には「本学附属幼稚園からの内部進学者数は含みません」と書かれています。つまり内部進学は一般の受験生とは別枠のあつかいです。募集要項によると、内部進学は在園中の内部進学調査を経て園長が推薦し、附属小学校長が入学を決める流れになっています。別枠で進めるのは大きな利点ですが、進学が公式に約束された制度ではありません。細かな条件は園の説明会でたずねておくと迷いません。
行動観察と親子面接、抽選で決まる千葉大附属の選考と日程
千葉大附属の入園選考は、第1次の行動観察と親子面接、第2次の抽選という二段構えで進みます。
令和9年度の募集要項によると、第1次選考では子どもが保護者と離れて別室で先生と遊んだり話したりする様子を見たあと、幼児1名と保護者1名の親子面接を行います。ペーパーテストはありません。ここを通った家庭だけが第2次の抽選に進み、番号札を使う起点番号方式で入園予定児が決まります。倍率は公表されていません。第1次でどんなに良い姿を見せても、最後は抽選で決まる運の要素が、国立らしいところです。
令和9年度の募集人数と選考スケジュール
令和9年度は3歳児と4歳児をそれぞれ男女約14名ずつ、計およそ56名募集し、選考は令和8年11月に行われます。
夏の説明会と見学から、10月のインターネット出願、11月の選考へと進みます。出願はミライコンパスを使ったインターネット出願で、受付票を印刷して当日持参します。おおまかな流れは次のとおりです。
| 日程(令和9年度入園) | 内容 |
|---|---|
| 2026年8月30日(日) | 入園説明会(申込不要) |
| 2026年9月7日・8日・9日 | 見学会(申込不要) |
| 2026年10月1日〜16日 | インターネット出願(ミライコンパス) |
| 2026年11月9日〜11日 | 第1次選考(行動観察・親子面接) |
| 2026年11月12日(木) | 第1次選考の結果発表(掲示) |
| 2026年11月13日(金) | 第2次選考(抽選)・入園予定児発表 |
日程は令和9年度入園のものです。学年と男女で日にちや時間帯が分かれるため、細かな割り当ては公式サイトの募集要項で確かめてください。
選考で見られるのは母子分離と日ごろの生活習慣
行動観察や親子面接で見られるのは、特別な受け答えより毎日の暮らしの積み重ねです。
いちばんの関門は、親から離れて先生と過ごす母子分離の場面。ここで泣いて離れられないと、当日の姿にそのまま出てしまいます。奇をてらった対策より、あいさつや順番待ち、身のまわりの片づけといった生活の基礎を整えるほうが力になります。親子面接では、志望動機や子どもの長所、ふだんの子育てで大切にしていることが話題になります。日ごろから親子で会話を重ね、遊びのなかで手先を動かし、人の話を最後まで聞く習慣をつけておくと、園の見方とかみ合います。
上の子の受験のとき、試験で親と離れて別室に行くと知って、人見知りの強いあの子が泣かずにいられるだろうかと、夜も眠れないほど不安でした。それで児童館やプレの時間に、少しずつ「ママは必ず戻ってくるよ」を積み重ねたんです。そのうちあの子は自分から遊びに入っていけるようになって、当日も泣かずに先生と過ごせました。特別な訓練より、離れても大丈夫という安心を育てる毎日が効いたのだと思います。
千葉市の幼児教室と通信教育で入園準備
千葉市には幼児教室もありますが、送迎や月謝の負担を考えると、家庭で進める通信教育も無理なく続けやすい選び方です。
「教室に通わせたほうがいいのかな」と考える家庭も多いはずです。千葉市内では、0歳から3歳の親子で通えるベビーパーク千葉教室が候補です。叱らない育児や子どもの見守り方を親自身が学ぶ設計で、母子分離や親の関わりが問われるこの園と相性のよい教室です。JR千葉駅北口から歩いて1分ほど。稲毛区にお住まいなら、稲毛駅前のEQWELチャイルドアカデミーも近くにあります。ただ専門の教室に通うとなれば、毎週の送迎や月謝の負担も気になります。
0歳2か月から

ベビーパークは、
千葉県内にも
無料体験の申し込み・
通学型の教室のデメリット
- ×毎週の送迎に親の時間がとられる
- ×月謝の負担が続く
通信教育のメリット
- ✓送迎不要で自宅で完結
- ✓生活習慣づくりを遊びながら
千葉大附属の選考は、生活習慣や親子の関わりが見られます。そこで役立つのが、家庭で取り組める通信教育です。
まずは「こどもちゃれんじ」で生活習慣づくり
行動観察や親子面接で見られる生活習慣や社会性は、日常の遊びのなかで少しずつ育っていきます。
年齢に合ったエデュトイ(知育おもちゃ)が毎月届くこどもちゃれんじは、あいさつや身のまわりの片づけを遊びながら身につけられます。年齢別に設計された教材が毎月届くのは、他の通信教育にはないこどもちゃれんじならではの強みです。
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思考力を伸ばすなら「モコモコゼミ」をプラス
日々のやりとりで育つ考える力は、良質な教材でさらに伸ばせます。
こぐま会×SAPIX監修のモコモコゼミは、かわいい動物キャラクターと一緒に思考力を育てられる教材です。教室の送迎なしで、家庭で受験を意識した準備を進められます。初月は合わなければ無料で、退会もメール一本で済みます。
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千葉市内の指定区在住と保護者送迎が前提の通園
千葉大附属に通うには、入園の時点で千葉市内の指定区域に保護者と住んでいることが前提で、通園は保護者の送りむかえが基本です。
募集要項には、中央区・稲毛区・花見川区・美浜区・若葉区の別表に定めた地域に、2027年4月1日時点で保護者とともに住んでいることが応募資格として書かれています。園生町や殿台町のように、一部の区画だけが対象になる町もあります。住民票だけを移して実際は住んでいない場合は認められません。入園後に区域外へ引っ越した場合も、入園の取り消しや退園になります。指定地域は年度で見直される場合があるため、最新の別表で自宅が入っているかを必ず確かめてください。
送りむかえは公共交通機関のほか、徒歩や自転車でも通えます。自家用車での送迎はできません。自転車は令和8年(2026年)4月から通園に使えるようになりました。ただし説明会や選考などで大学の構内へ来るときは、自転車も自家用車も乗り入れできません。ふだんの通園と来園日のルールは分けて考えておきましょう。来園のときは千葉大学の南門を入って右手の通用扉から入ります。幼稚園の正門からは入れません。
昼食はお弁当、預かり保育は公式に案内なし
千葉大附属は昼食がお弁当で保育時間も短めで、預かり保育の案内は公式にありません。
一日の流れでは、登園は9時から。月・火・木はお弁当をはさんで13時30分に降園、水・金は午前保育で11時30分に降園です。給食はなく、お弁当は1日保育の日に持参します。延長保育や預かり保育について、募集要項や園のサイトに案内はありません。口コミでも預かりはないという声が多く見られます。共働きで放課後や長期休みが気になる家庭は、祖父母やファミリーサポートなど預け先の段取りを入園前に決めておきましょう。
送りむかえをぜんぶ自分たちで担い、お弁当も毎日だと知ったときは、共働きで続けられるか気がかりでした。でも下の子が通ういまは、送りの分担を家族で決めて、思ったより無理なく回っています。西千葉までの道での親子のおしゃべりが、今ではいちばんの時間です。
説明会と見学会で千葉大附属の様子を知る
入園前に園の様子を知るなら、夏の入園説明会と秋の見学会に足を運んでみましょう。
千葉大附属は、来年度の入園を考える保護者に向けて、入園説明会と見学会を開いています。令和9年度入園向けは、説明会が2026年8月30日の日曜、見学会が9月7日から9日の平日3日間。どちらも事前の申し込みはいりません。説明会は一家庭につき保護者1名、見学会は各家庭で大人2名まで、1日のみの参加です。園庭では、砂場や虫捕り、どんぐり山で遊ぶ子どもたちや、先生の関わり方を直接見られます。参加したかどうかは選考に関係しないので、気負わず出かけてみてください。
千葉大附属幼稚園の受験でよくある質問
Q 入園できるのは何歳からですか?
A 3歳児からの3年保育と、4歳児からの2年保育があります。令和9年度は3歳児と4歳児をそれぞれ男女約14名ずつ、計およそ56名の募集です。在園はおよそ137名で、3歳児が1学級、4歳児と5歳児が各2学級の編成です。
Q 通園できる住所の決まりはありますか?
A 千葉市の中央区・稲毛区・花見川区・美浜区・若葉区のうち、募集要項の別表に定めた地域に保護者と住んでいることが応募資格です。園生町や殿台町など一部の区画だけが対象の町もあります。区域外へ転居すると退園になるため、最新の別表で自宅が入っているか確認してください。
Q 附属小学校へそのまま進めますか?
A 附属幼稚園から附属小学校への内部進学の制度があり、一般募集の枠とは別にあつかわれます。募集要項では、内部進学調査を経て園長が推薦し、附属小学校長が入学を決める流れです。全員が無条件で進学できるとは公式に書かれていないため、条件は説明会でたずねておくと確実です。
Q 学費はどれくらいかかりますか?
A 保育料と入園料を合わせて、月8,700円を上限に無償化の対象です。募集要項の額は入園料が31,200円、保育料が年73,200円で、入園料は初年度に月割りして保育料に合算する形で無償化されます。実費は検定料1,600円やPTA会費、教材費などです。
Q 共働きでも通えますか? 預かり保育はありますか?
A 昼食はお弁当で、水曜と金曜は午前保育です。預かり保育について公式の案内はなく、口コミでも実施はないという声が多く見られます。放課後や長期休みの預け先を入園前に整えておくと、共働きでも回しやすくなります。
Q 選考では何をしますか? 倍率は分かりますか?
A 第1次で行動観察と親子面接、第2次で抽選を行います。ペーパーテストはありません。倍率は公表されていません。第1次を通っても第2次の抽選で決まるため、運の要素が大きい選考です。
Q 自家用車で送迎できますか?
A 自家用車での送迎はできません。公共交通機関か徒歩、自転車で通います。自転車は令和8年4月から使えるようになりました。説明会や選考など大学構内へ来るときは、自転車も自家用車も乗り入れできません。
過去問を書籍で入手する
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。
日々の生活習慣づくり+モコモコゼミのほうがコスパは良いと個人的には思います。
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千葉大附属幼稚園の受験対策まとめ
千葉大学教育学部附属幼稚園は、入園料も保育料も無償化になる学費と、一般募集とは別枠であつかわれる附属小学校への内部進学が特徴です。西千葉駅にほど近い自然ゆたかな園庭で、子どもの主体的な育ちを大切にします。
- 1入園料も保育料も無償化、附属小学校への内部進学は別枠あつかい。学費の負担が軽く、進学の道もあります。
- 2選考は行動観察と親子面接、二次は抽選。見られるのは母子分離と日ごろの生活習慣です。
- 3通園は千葉市の指定区在住と保護者送迎が前提、お弁当が基本。送迎と昼食、預け先の段取りを先に整えましょう。
選考は運も絡みますが、ふだんの姿はそのまま出ます。専門の教室に通わなくても、家庭での習慣づくりと通信教育なら、送迎の負担なく取り組めます。
自宅での受験準備の第一歩として、こどもちゃれんじが役立ちます。年齢別に設計されたエデュトイが毎月届き、あいさつや片づけといった生活習慣を遊びながら整えられます。
受験を見据えた思考力を育てたいなら、こぐま会×SAPIX監修の「モコモコゼミ」。かわいい動物キャラクターと一緒に取り組め、「モコモコちゃんねる」の動画学習にも対応しています。




