富山大学教育学部附属幼稚園、気になっていても「学費は?選考は?附属小学校へそのまま進めるの?」と迷いますよね。
富山大附属は、入園料も保育料も無償化になり、自由な遊びを中心にのびのび育てる大学附属の幼稚園です。明治から続く139年の歴史があり、大学の教育学部と結びついた研究校でもあります。ただし園バスはなく、預かり保育の常設も案内されていないため、通園の足と生活リズムは事前に整えておく必要があります。
学費の中身から発育検査の進み方、富山市五艘の立地や通園の条件、附属小学校への内部進学まで、公式の情報をもとにまとめました。
二人の子どもの附属幼稚園受験を経験した私が、富山大附属の実際のところをお伝えしますね。
この記事でわかること
- ✓入園料も保育料も無償化になる学費のしくみ
- ✓自由遊び中心ののびのび保育と、大学附属の研究校としての特色
- ✓発育検査で進む選考と、日ごろの親子の関わりが土台になる理由
- ✓附属小学校へ進む内部進学の実際(要項に優遇の明記はない)
- ✓園バスなし、預かりは要確認、火木は早い降園という通園と生活の注意点
無償化と自由保育が魅力の富山大附属の学費と特色
富山大附属は、入園料も保育料も無償化になり、子どもが自由に遊び込むことを大切にする大学附属の幼稚園です。
場所は富山市五艘。明治20年に富山県の師範学校へ付設された幼児保育の場が始まりで、139年の歴史があります。令和8年度は3歳児から5歳児まで5学級、在園児は67名の小規模。3歳児のもも組、4歳児のばら組とさくら組、5歳児のうめ組とふじ組という構成です。
富山大学の教育学部と結びついた研究校で、毎年の公開保育には県内外から教職員が集まります。教育実習生を受け入れ、保育のあり方を長く研究してきた園です。
入園料も保育料も無償化になる学費
富山大附属は保育料も入園料も無償化の対象で、保護者が納めるのは検定料や教材費などの実費です。
国立の幼稚園なので保育料は無償化の対象で、年額73,200円が実質の負担なしになります。入園料31,300円も無償化の対象です。国の無償化制度では、入園料を入園した年の在籍月数で割って毎月の保育料に足し、月額8,700円を上限に給付します。富山大附属の金額なら、上限を超えるのは月あたり数円ほどで、入園料もほぼ無償です。受け取り方は、いったん園へ納めてから住民票のある市町村へ手続きして戻す償還払いです。
| 項目 | 金額 | 無償化 |
|---|---|---|
| 入園検定料 | 1,600円 | 対象外 |
| 入園料 | 31,300円 | 無償化対象 |
| 保育料(年額) | 73,200円 | 無償化対象 |
| 牛乳代や教材費、PTA会費ほか | 月5,000円ほど | 対象外 |
| 災害共済掛金 | 年200円 | 対象外 |
毎月かかるのは、牛乳代や教材費、PTA会費などの実費で、月あたり5,000円ほどです。検定料は令和8年度で1,600円でした。金額は年度で改定される場合があるため、正式な額は最新の募集要項で確かめてください。
自由遊び中心ののびのび保育と研究校の顔
富山大附属の一日は、子どもが好きな遊びにじっくり向き合う時間から始まります。
登園は朝9時。午前9時から10時半ごろまでは、それぞれが好きな遊びに取り組む時間で、そのあとにクラスみんなでの活動が続きます。教育目標は三つ。「子供らしく、のびやかに、いきいきとした子」「自分で考え、行動し、責任をもとうとする子」「まわりのすべてに心をかよわせて生活する子」です。読み書きの先取りより、遊びのなかで考える力や人との関わりを育てる園です。
季節の体験も豊かです。5月にサツマイモの苗を植え、10月に掘り、その芋でおいもパーティを開く食育の流れが、一年をかけて続きます。園庭では生き物の世話もします。大学附属ならではの研究校として、教師の関わり方をテーマにした保育研究を数年がかりで重ねています。公開保育には県内外から多くの教職員が見学に訪れます。
附属小学校へ進む内部進学の実際
富山大附属の子どもは、附属小学校へ進む道があります。ただし要項に優遇の明記はありません。
富山では、附属の幼稚園と小学校、中学校が五艘の同じエリアに集まっています。附属幼稚園から附属小学校へ進む子は多く、附属小学校の在校生の一定数が附属幼稚園の出身とされます。ただし附属小学校の募集要項には「募集人数70人。附属幼稚園から進学する者を含みます」とあるだけで、無条件で上がれるとも、優遇するとも書かれていません。附属幼稚園の卒園児も、ほかの志願者と同じ発育検査を受けて選考されます。附属小学校の通学区域は通学時間40分以内で、幼稚園の30分以内より少し広めです。進学を見据える家庭は、その点を早めに押さえておくと動きやすくなります。
発育検査で進む富山大附属の選考と倍率
選考はペーパーテストではなく、子どもの様子を見る発育検査と、親子の面接で進みます。
富山大附属の選考は、子どもの行動を見る発育検査と、幼児と保護者の面接などによって入園児を決めます。園は発育検査の中身を公表していません。募集人員は、令和8年度で3歳児が20人程度、4歳児が20人程度でした。倍率は公表されておらず、定員に達しない年には二次募集が行われることもあります。狭き門と身構えすぎず、日ごろの生活を整えて臨みましょう。
3歳児から入れる3年保育と小規模の良さ
富山大附属は3歳児からの3年保育が基本です。
学級は3歳児のもも組、4歳児のばら組とさくら組、5歳児のうめ組とふじ組の5つ。全体で67名の小規模なので、先生の目が一人ひとりに届きやすい環境です。3歳の学年から入園を考えている家庭には、早い時期から幼稚園生活に慣れていける良さがあります。
選考で見られるのは日ごろの親子の関わり
発育検査で見られるのは特別な受け答えより、毎日の生活の積み重ねです。
検査のこまかな中身は公表されていません。柱になるのは、子どもが遊びのなかで自然にふるまえるか、先生とやりとりできるかという姿です。あいさつや身のまわりのこと、集団のなかで落ち着いて過ごせるかが問われます。奇をてらった対策より、日々の暮らしをていねいに重ねるほうが実を結びます。面接では家庭の教育の考え方も見られます。
上の子の受験のとき、発育検査に面接もあると知って、一度は気持ちがしぼみました。何を特訓すればいいのか分からず、焦るばかりだったんです。でも園の様子を知るほど、見られているのは特別な芸ではなく毎日の暮らしそのものだと気づいて、肩の力が抜けました。あいさつや着替えを一緒に楽しむようにしたら、親子とも落ち着いて当日を迎えられました。
富山市の幼児教室と通信教育で入園準備
富山市には知育の教室もありますが、附属幼稚園の受験に特化した教室はなく、家庭で進める通信教育が取り組みやすい方法です。
「教室に通わせたほうがいいのかな」と考える家庭も多いはずです。富山市内には、ベビーパークや七田式といった0歳からの知育教室があります。ただ富山大附属の受験そのものに特化したコースを掲げる教室はありません。附属向けの準備は、市販の問題集や家庭学習が中心です。専門の教室に通うとなれば、毎週の送迎や月謝の負担も出てきます。
通学型の教室のデメリット
- ×附属幼稚園受験に特化した教室が富山市にない
- ×通うとなれば毎週の送迎が必要
通信教育のメリット
- ✓送迎なしで自宅で完結
- ✓生活習慣づくりを遊びながら
富山大附属の発育検査では、生活習慣や親子の関わりが見られます。そこで、家庭で取り組める通信教育なら、送迎の負担なく準備を進められます。
まずは「こどもちゃれんじ」で生活習慣の土台づくり
発育検査で見られる生活習慣や社会性は、日常の遊びのなかで育てられます。
年齢に合ったエデュトイ(知育おもちゃ)が毎月届くこどもちゃれんじは、あいさつや順番を待つ姿勢を遊びながら身につけられます。年齢別に設計された教材が毎月届く点は、ほかの通信教育にはないこどもちゃれんじならではの強みです。
思考力を伸ばすなら「モコモコゼミ」をプラス
面接や発育検査で問われる考える力は、良質な教材で伸ばせます。
こぐま会×SAPIX監修のモコモコゼミは、かわいい動物キャラクターと一緒に思考力を育てられる教材です。教室の送迎なしで、家庭で受験を意識した準備を進められます。初月は合わなければ無料で、退会もメール一本で完了します。
通園区域と送迎で気をつけたい点
通園には富山市とその近郊への居住が前提で、園バスはなく、送り迎えは保護者が担います。
富山大附属に通うには、富山市とその近郊に住み、通園時間がおよそ30分以内であることが前提です。園は富山駅から徒歩25分ほど、バスやタクシーなら5分ほどの富山市五艘にあります。園バスはなく、送り迎えは保護者が付き添って行います。園には駐車場がなく、発育検査などの行事の日は自家用車での来園ができません。日ごろの車での送迎は禁じられていませんが、近くに駐車場を自分で確保している家庭が多いようです。通園の手段は入園前に見通しを立てておきましょう。
お弁当は週3日、火木は昼食前に降園
昼食はお弁当で、曜日によって降園の時刻が変わります。
富山大附属では、月曜と水曜と金曜がお弁当の日で、降園は午後2時です。火曜と木曜はおやつの日で、昼食の前の午後0時20分に降園します。給食はありません。共働きで検討する家庭は、火木の早い降園と、預かり保育や長期休みの体制を入園前に園へ確かめておくと、日々の段取りを組みやすくなります。
園バスがないと知ったときは、正直ため息が出ました。それでも送りの分担を家族で決めて、火木の早い降園にも祖父母の手を借りながら、思ったより無理なく回っています。送りの道での親子のおしゃべりが、今ではいちばんの時間です。
保育公開日で富山大附属を見る
入園前に園の雰囲気を知るなら、保育公開日に足を運んでみましょう。
富山大附属は、入園を考える家庭に向けた保育公開日を設けています。令和8年度に向けては、9月上旬に各日親子15組の先着順で、電話予約により開かれました。子どもの遊ぶ様子や先生の関わりを、自分の目で確かめられます。募集要項はメールで登録した家庭にダウンロードで配られ、例年は9月に発行、10月に出願、11月に発育検査という流れです。令和9年度の日程はこれから公表されるため、出願の前に公式サイトで最新を確かめてください。
富山大附属幼稚園の受験でよくある質問
Q 入園できるのは何歳からですか?
A 3歳児からの3年保育が基本です。学級は3歳児から5歳児まで5つ、全体で67名ほどの小規模です。
Q 通園に住む場所の決まりはありますか?
A 富山市とその近郊に住み、通園時間がおよそ30分以内であることが前提です。園バスはなく、送り迎えは保護者が担います。
Q 附属の小学校にそのまま進めますか?
A 附属小学校へ進む道はあり、在校生の一定数が附属幼稚園の出身とされます。ただし附属小学校の募集要項に優遇の記載はなく、卒園児もほかの志願者と同じ発育検査を受けます。
Q 毎月の費用はどれくらいですか?
A 保育料は無償化で実質の負担がなく、入園料も無償化の対象です。実費は検定料1,600円のほか、入園後は牛乳代や教材費、PTA会費などで月5,000円ほどです。
Q 共働きでも通えますか? 預かり保育はありますか?
A 火曜と木曜は昼食前の午後0時20分に降園します。預かり保育の常設は公式に案内されていないため、共働きで検討する場合は預かりや長期休みの体制を入園前に園へ確認してください。
Q 選考の内容や倍率はどうですか?
A 園の募集要項によると、子どもの行動を見る発育検査と、幼児と保護者の面接などで入園児を決めます。倍率は公表されていません。年によっては二次募集が行われることもあります。
Q 給食はありますか?
A 給食はなく、月曜と水曜と金曜がお弁当の日です。火曜と木曜はおやつの日で、昼食の前に降園します。
過去問を書籍で入手する
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。
日々の生活習慣づくり+モコモコゼミのほうがコスパは良いと個人的には思います。
富山大附属幼稚園の受験対策まとめ
富山大学教育学部附属幼稚園は、学費の負担が小さく、子どもが自由に遊び込めるのびのびとした園です。大学と結びついた研究校としての厚みと、139年の歴史、67名の小規模ならではの目の届きやすさもそろっています。
- 1入園料も保育料も無償化になり、自由遊び中心ののびのび保育。大学附属の研究校で139年の歴史があります。
- 2選考は発育検査と親子の面接で、日ごろの生活と関わりがかなめ。倍率は公表されていません。
- 3園バスなし、預かりは要確認、火木は早い降園。附属小学校へは進む道がありますが要項に優遇の明記はありません。
選考はペーパーではなく、生活習慣と親子の関わりを見ます。近くに附属特化の教室が少なくても、家庭での習慣づくりと通信教育で、送迎の負担なく準備を進められます。
自宅での受験準備の第一歩として、こどもちゃれんじも候補です。年齢別に設計されたエデュトイが毎月届き、遊びながら生活習慣づくりができる点は、ほかの通信教育にはない強みです。
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