受験を考えている人「附属幼稚園は、送り迎えやお弁当、親の出番が多いと聞く。共働きのわが家で続けられるのか不安。入れてから後悔しないかも心配」
入園した人「毎日の送り迎えとお弁当がつらい。やめたいと思うのは、わが家だけ?」
こういった疑問に答えます。
今回わかる4つのポイント
- ✓附属幼稚園が向かない家庭と、受けてよい家庭
- ✓デメリット5つと、減らせる負担、減らせない負担
- ✓預かり保育やお弁当が、園によってどれだけ違うか
- ✓入園してから「やめたい」と感じたときの考え方
先に結論。
①平日の昼に、
②毎日のお弁当と、
③附属小への進学を、
①は預かり保育のある園、②のお弁当は給食のある園を選べば、小さくできます。候補の園の条件を、先に確かめてください。
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書いているのは、二人の娘の附属幼稚園受験を経験した、まほです。
今回の内容は、全国の附属幼稚園50園の園別記事で確かめた条件と、わが家の体験をもとにしています。
附属幼稚園が向かない家庭、受けてよい家庭【結論】

結論から言うと、送り迎えと平日の親の出番を、家族で引き受けられるかで決まります。
| 気になる点 | 向かない家庭 | 受けてよい家庭 |
|---|---|---|
| 送り迎え | 平日の昼に迎えに行ける大人がいない | 家族で分担できる。または預かり保育のある園を受ける |
| お弁当と係 | 毎日のお弁当と行事の手伝いが重い | 説明会で回数を聞き、引き受けられると分かった |
| 園の時間 | 文字や英語、体操を園で教えてほしい | 遊びの中で育つ保育に惹かれる |
| 附属小 | 附属小へ確実に進ませたい | 附属小へ進めなくても、園の保育で選びたい |
向かない側に2つ以上当てはまるなら、無理に受けなくて大丈夫です。
私立や公立の幼稚園、認定こども園が、家族の暮らしに合う家庭もあります。
逆に、送り迎えの負担は、園の選び方と制度で小さくできます。
デメリットは次の5つです。
デメリット①送り迎えが毎日あり、帰りも早い

園別記事で確かめた50園に、通園バスを案内している附属幼稚園はありません。
送り迎えは、毎日家族がします。
車での送り迎えを原則として認めず、徒歩や公共交通に限る園が14園あります。車で通える園でも、園に駐車場がなく、近くの有料駐車場を使う園が6園あります。
帰りの時刻も早めです。降園は13時台から14時台の園が多く、午前だけで帰る曜日がある園もあります。
わが家の娘は、入園前まで保育園に通っていたので、送り迎えには慣れていました。
保育園までの道を一緒に歩くのは、私にとっても楽しいひとときでした。
困ったのは、バスの話です。
娘は「幼稚園に行ったら、バスに乗れるんだよ」と楽しみにしていて、バスが無いと、どう伝えるか悩みました。
通い始めると娘は慣れて、楽しそうに通う姿に安心しました。

預かり保育のある園なら、共働きでも通える
預かり保育は、園によって大きく違います。
50園のうち、預かり保育がある園は21園。曜日を限る、外部に任せる、開始を予定しているなど、条件つきの園が4園です。はっきり「ない」と分かっている園は12園でした(2026年10月時点の園別記事より)。
18時以降まで預かる園も9園あり、共働きで通う家庭もいます。
ただし、時間や対象の学年は園で違い、毎日は使えない園もあります。
預かり保育を使う人は、住んでいる市区町村で「保育の必要性の認定」を受けると、利用料が月1万2,300円まで無償になります。
2026年10月の利用分から、法令の改正で上がった上限です。利用が月26日に満たない月は、1日490円に利用日数をかけた額までになります。
通う園の保育と預かり保育を合わせた時間が「1日8時間・年200日」を下回る場合は、一時預かりやファミリー・サポート・センターの利用料も、同じ上限の中で無償化の対象になります。
ファミリー・サポート・センターは、子どもを預けたい人と、預かる側の地域の人をつなぐ事業です。無償化の対象になるのは、市区町村が実施するものです。
わが家は、上の子が附属に通うようになってから、私が在宅の仕事に移りました。
働き方を変えずに通うなら、預かり保育があるか、何時までかを先に確かめてください。園ごとの記事に書いています。

デメリット②お弁当の日が多く、親の出番もある

50園のうち28園は給食がなく、お昼を食べる日はお弁当です。給食とお弁当を組み合わせる園が9園、給食が中心の園も10園あります。
娘の園は、毎日お弁当でした。
娘は「幼稚園になったらお弁当だ」と喜んでいて、料理が得意ではない私は、インスタグラムのお弁当を参考に作りました。
親の出番も、園によっては多めです。
研究や教育実習への協力を、入園の前提に挙げている園があります。保護者の声には「在園中に一度は役員を担う」との話も出てきます。
娘の園の説明会では、当時はコロナの影響で、保護者が集まる行事や会合のほとんどが中止かオンラインでした。
今の回数は、説明会で聞くのが確実です。
ただ、親の出番の多さは、附属だけの話ではありません。
自宅にいちばん近い公立幼稚園も、行事が多くPTA活動が盛んで「親が忙しい」と近所で有名で、知り合いのママも困っていました。
親の出番の多さは、附属かどうかより、園の特色で変わると感じています。

デメリット③文字や計算、習い事のような時間はない
附属幼稚園は、大学と一緒に保育を研究する園です。
子どもが自分で選んだ遊びの時間を大事にする園が多く、園別記事でも半数を超える園が遊びを通した保育を紹介しています。
文字や計算を教える時間や、外部の講師による英会話や体操教室は、園別記事で確かめた園の案内には出てきません。
文字や数に早く触れさせたい家庭は、家で補います。
入園前の受験の準備も同じで、塾に通わないと受けられないわけではありません。
わが家は幼児教室には通わず、家での準備で受けました。
家でどこまで準備できるか、入園後に家で何を足せるかは、家庭学習の記事にまとめています。
≫ 幼稚園受験の家庭学習はこちら(通信教育と市販ドリルの比較)
デメリット④受けられる家庭が限られ、抽選もある

国立大学の附属幼稚園は、全国に約50園しかありません。住んでいる県に1園もない場合もあります。
さらに、50園のうち44園が、住んでいる市区町村や通園にかかる時間で、受けられる家庭を決めています。通園時間の上限は、30分から1時間ほどの園が多いです。
選考の進め方も園で違います。抽選を選考の段階に入れている園が10園、人数が定員を超えたときなど、条件つきで抽選をする園が17園あります。
抽選のある園では、準備をしても、抽選で決まる部分が残ります。
受けられるかどうかは、住所と、受ける年度の募集要項で決まります。
デメリット⑤附属小へ全員が進めるわけではない

附属小へ「原則として全員」か、ほとんどが進めると書いている園は、50園のうち6園だけです。
抽選の免除や別枠などの優遇がある園が15園、優遇の記載がなく、外部の子と同じ選考になるとみられる園も15園あります。附属小へ上がる枠がない園もあります。
附属小へ進むと、幼稚園から小学校まで、同じ敷地や近くの校舎で長く過ごす子もいます。
環境が変わらない安心がある一方で、人間関係でつまずいたときに、場所を変えにくい面もあります。
家から遠い園だと、近所の友達と過ごす時間も減ります。
娘は近所の子どもたちとも遊んでいましたが、附属小へ進むと、学区の友達とは別の小学校になります。

入園してから「やめたい」と感じたら

入園してからの「やめたい」は、理由を分けると手を打ちやすくなります。
送り迎えが理由なら、預かり保育とファミリー・サポート・センターで平日の昼を埋められるかを、先に確かめます。
お弁当や係が理由なら、担任の先生やほかの保護者に、回数や分担を聞いてみます。
子どもが園になじめないときは、家での様子を担任の先生に伝えて相談します。
退園や転園の手続きと時期は、園の決まりで違います。決める前に、園に確かめてください。
まとめ。迷ったら、候補の園の条件から確かめる
附属幼稚園のデメリットは、送り迎えと早い帰り、お弁当と親の出番、習い事のような時間がない、受けられる家庭が限られる、附属小へ全員は進めない、の5つです。
なかでも送り迎えとお弁当は、園によって重さが大きく変わります。
受けるか決める前に、候補の園の預かり保育、お弁当の日数、通園区域を、園別の記事で確かめてください。
準備の負担が心配な人は、塾に通わず家で進める方法も読んでみてください。
附属幼稚園ならではの良さも知ってから決めたい人は、メリットの記事もどうぞ。
≫ 【受験する価値は?】国立附属幼稚園のメリット4つ【向く家庭】
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