京都教育大学附属幼稚園、気になっていても「学費は?選考は?共働きでも通えるの?」と迷いますよね。
結論から言うと、京教大附属は入園料も保育料も無償化の対象で、明治18年から続く140年の歴史を持つ京都市伏見区の国立幼稚園です。附属桃山小学校や附属京都小中学校へ進む連絡進学の道もあります。ただし昼食はお弁当で給食は牛乳のみ、降園も早く、園の公式サイトに預かり保育の案内はありません。共働き家庭にとっては、昼食や送迎、放課後の預け先を先に固めておきたい園です。
学費のしくみから親子面接で進む選考、附属小への連絡進学まで、順にお伝えします。

私も子どもの受験を経験しました。京教大附属の実際のところを、お伝えしますね。
この記事でわかること
- ✓入園料も保育料も月8,700円まで無償化になる学費のしくみ
- ✓附属桃山小・京都小中へ進む連絡進学と、年長の検定選考の本当のところ
- ✓親子面接と抽選で決まる選考と、公表されない倍率の実際
- ✓京都府内・片道40分圏と保護者送迎が前提の通園の条件
- ✓給食は牛乳のみで降園も早い、共働き家庭に必要な備え
面接がある園を受ける方へ。共働きの家が答えに詰まる「送り迎えは、どなたがされますか」への答え方を、監修のMahoが動画で話しています。
面接の質問34と答え81は、noteの有料記事にまとめています。
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無償化と140年の伝統がそろう京都教育大附属幼稚園
京教大附属は、入園料も保育料も無償化の対象になる、京都市伏見区の国立幼稚園です。明治18年から140年続く歴史と、大学と結びついた研究を土台にしています。
場所は伏見区桃山井伊掃部東町16。京阪本線と近鉄京都線の丹波橋駅から歩いてすぐの、桃山エリアに建っています。京都教育大学の研究校として、毎年20名ほどの教育実習生を受け入れています。園庭ではシンボルのイチョウの木が子どもを出迎え、チャボの鳴き声がひびき、保育室ではウサギやカメ、インコと一緒に過ごします。学級は各学年に1つずつ、3歳児から5歳児までの3年保育で、全体の定員は96名と小規模です。
入園料も保育料も無償化になる学費
京教大附属は入園料も保育料も無償化の対象で、保護者が納めるのは検定料や教材費などの実費です。
国立の幼稚園なので、保育料と入園料は合わせて月8,700円を上限に無償化の対象です。京都教育大学の定める保育料は年額73,200円で、月あたり6,100円と上限に収まり、実質の負担は残りません。入園料31,200円も、入園した初年度に月割りして保育料に合算する形で無償化され、合わせて上限の8,700円にちょうど収まるため、手出しはありません。無償化の対象外は、出願時の検定料1,600円や、教材費、PTA会費などの実費です。
| 項目 | 金額 | 無償化 |
|---|---|---|
| 入園検定料 | 1,600円 | 対象外 |
| 入園料 | 31,200円 | 無償化対象(初年度月割り) |
| 保育料(年額) | 73,200円 | 無償化対象 |
| 教材費・PTA会費ほか | 実費 | 対象外 |
入園料や保育料の実額と、償還払いか園への直接給付かといった手続きは、住む自治体によって変わります。正式な額と申請の流れは、最新の募集要項と住所地の市区町村で確かめてください。
遊びを学びに変える保育と、研究を重ねる伝統
京教大附属では、好きな遊びを軸に、子どもの育ちを体験からじっくり広げていきます。
教育目標は「自分で考え、行動する子ども」「想像豊かに遊ぶ子ども」「人、ものと共に生活を創る子ども」の三つ。園長先生の言葉を借りれば「遊びが学び!」で、全教職員がチームになって一人ひとりを見守ります。園庭のイチョウや畑、飼育している生き物との暮らしがそのまま学びになり、大学の畑を借りたジャガイモやサツマイモの収穫も体験します。もう一つの魅力が、大学と歩む研究の積み重ねです。令和6年には日本保育学会の研究奨励賞も受けました。附属幼稚園と附属桃山小学校、附属桃山中学校の三校で、幼小中の12年をつなぐ学びを研究し続けています。
附属小学校へ進む連絡進学の本当のところ
京教大附属からは、同じ大学の附属小学校へ進む連絡進学の道があります。
隣接する附属桃山小学校と、北区の附属京都小中学校のどちらにも連絡進学の受け皿が用意されています。桃山小学校の募集要項では、外部からの募集人員が幼稚園からの進学者とは別枠で示されています。京都小中学校では、募集96名の中に連絡進学が含まれる形です。ただし在園児が無条件で上がれるわけではありません。京教大附属の募集案内には、年長児に連絡進学の検定選考が行われると書かれています。抽選の免除や優遇を明記した記載は、どちらの小学校の要項にもありません。附属小へ自動で進めると考えるのは早合点で、進学は選考を経る前提でとらえておきましょう。
親子面接と抽選で決まる京都教育大附属の選考と倍率
京教大附属の選考は、親子面接と抽選の2段階で進みます。
募集案内によると、まず第1次で親子面接を行い、通過した子どもを対象に第2次で抽選を行います。面接は子ども1人につき保護者1名が付き添い、所要はおよそ30分です。面接の細かな中身は公表されていません。はじめての場所で落ち着いて過ごせるか、先生や親とのやりとりが自然にできるかといった、ふだんの様子が見られると考えられます。あいさつや順番を待つ姿勢のような日ごろの姿が、そのまま当日にあらわれやすいものです。
倍率は公表されていません。各学年1学級の園で、募集は3歳児の32名だけです。数字が出ないぶん、当日の様子と最後の抽選で決まると考え、まずは家庭で整えられる毎日の暮らしに目を向けましょう。募集人員や日程は年度によって変わります。
3歳児から入れる完全3年保育の小規模
京教大附属は3歳児からの3年保育で、募集は3歳児クラスに絞られています。
学級は3歳児のきく組、4歳児のもも組、5歳児のさくら組で、各学年に1学級ずつ、先生の目が一人ひとりに届きやすい規模です。令和5年度から各学年32名の1学級制になり、全体で96名の定員になりました。入園の入り口は3歳児の年に限られるため、4歳や5歳からの新しい募集は基本的にありません。3歳での受験を軸に、早めに準備の見通しを立てておきましょう。
選考で見られるのは日ごろの生活習慣
親子面接で見られるのは特別な受け答えより、毎日の暮らしの積み重ねです。
選考のこまかな内容は公表されていません。柱になるのは、子どもが新しい場でのびのび過ごせるか、身のまわりのことに自分から取り組めるかどうかです。奇をてらった対策よりも、着替えや片づけ、あいさつといったふだんの習慣を整えるほうが、当日の姿にそのまま生きます。保護者との面接では、家庭の教育方針や、園の研究や行事に無理なく協力できるかを話します。

受験の前は、園庭で遊ぶわが子を見ながら「面接でうまく話せなかったらどうしよう」と気が気ではありませんでした。でも選考が親子で臨む面接だと知って、私がそわそわするほど子どもに伝わるのだと気づいたんです。それからは特別な練習をやめて、あいさつや順番待ちを一緒に楽しむようにしました。
京都市の幼児教室と通信教育で入園準備
教室に通うか家で進めるかは、送迎の時間と月謝を見て選べます。
「教室に通わせたほうがいいのかな」と悩む家庭も多いはずです。京都市内には、知育を楽しめる親子教室がいくつかあります。四条烏丸のベビーパークや、園と同じ伏見区にあるEQWEL京都伏見、七田式の京都教室などです。ただ附属幼稚園の受験に的をしぼった専門の教室は、京都にはほとんどありません。京都幼児教室のような老舗も、対象は附属の小学校受験が中心です。専門教室に通う場合は、毎週の送迎と月謝も見込んでおきましょう。
京教大附属の選考は、毎日の暮らし方や親子のやりとりが軸で、ペーパー型の試験ではありません。教室に通っても通わなくても、準備の中心は家での過ごし方です。家で進めたい場合は、通信教育を取り入れる方法もあります。
まずは「こどもちゃれんじ」で生活習慣の土台づくり
親子面接で見られる生活習慣や社会性は、日常の遊びのなかで少しずつ育っていきます。
こどもちゃれんじなら、エデュトイ(知育おもちゃ)で遊びながらあいさつや身のまわりの片づけを身につけられます。年齢別に設計された教材が毎月届くのは、他の通信教育にはないこどもちゃれんじならではの強みです。
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思考力を伸ばすなら「モコモコゼミ」をプラス
面接や親子のやりとりで問われる考える力は、良質な教材で伸ばせます。
こぐま会×SAPIX監修のモコモコゼミは、かわいい動物キャラクターと一緒に思考力を育てられる教材です。教室の送迎なしで、家庭で受験を意識した準備を進められます。初月は合わなければ無料で、退会は公式サイトのフォームから申し込めます(締切は毎月15日)。
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親の関わり方を、早いうちに学ぶ
京教大附属の選考は、第1次の親子面接から始まります。
0歳から3歳の親子で通えるベビーパークは、受験塾ではありません。叱らない声かけや、子どもと一緒に取り組む姿勢を、早い時期から学べる場です。
受験の準備を始める前の0〜2歳のうちに、親が関わり方を学ぶ場として考えられます。京都府内にも教室があります。
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通園区域と保護者送迎が前提の京都教育大附属の通園事情
京教大附属に通うには、定められた区域に住んでいることと、保護者の送迎が前提です。
応募できるのは、京都府内に住民票と生活の本拠があり、徒歩または公共交通機関で片道およそ40分の範囲に住む家庭です。登園も降園も保護者の付き添いが条件で、園バスはありません。自転車やバイク、自動車での来園はできません。丹波橋駅からの通学路も決められているので、通えるかどうかは出願の前に住まいと経路をあわせて確かめておきましょう。
給食は牛乳のみ、昼はお弁当で降園も早め
京教大附属は昼食がお弁当で、飲みものの牛乳だけが毎日の給食です。降園も早く、園の公式サイトに預かり保育の案内はありません。
一日の流れを見ると、飲みものの牛乳やお茶は毎日出ますが、昼食はお弁当で、火曜と木曜、金曜がお弁当のある午後保育の日です。降園は午前保育で11時20分から11時40分ごろ、午後保育の日でも13時20分から13時40分ごろと、全体に早めです。火・木・金の降園後は15時まで園庭が開いています。お家の人や友達と遊べる時間で、預かり保育とは別のものです。共働きで通わせたい家庭は、毎日のお弁当づくりと放課後の預け先を入園前に整えておきましょう。

登園も降園も保護者の付き添いが要ると知ったときは、共働きでやっていけるかと不安になりました。それでも送りの分担を家族で決めて、放課後の預け先を早めに用意しておいたら、思ったより無理なく回っています。丹波橋駅までの道を親子でおしゃべりしながら歩く時間が、今ではいちばんの楽しみです。
説明会と施設見学会で京都教育大附属を見学する
入園前に園の雰囲気を知るなら、幼稚園説明会や施設見学会へ足を運びましょう。
令和8年(2026年)の幼稚園説明会は10月10日(土)14時から、園の遊戯室で開かれます。2026年9月2日に園の公式サイトで告知されました。対象は3歳以下の子どもを持つ保護者で、内容は園の教育方針と特色の説明、それに園内の見学です。7月に行われた説明会と説明の中身は同じだと案内されています。参加するのは保護者だけで、抱っこ紐などでの同伴はかまいません。申し込みはGoogleフォームからで、公式サイトの本文に載っているフォームを使います。
なお、地域の情報誌「伏見はぐくみだより(あつまれ!ふしみっ子)」には10月3日(土)と載っていますが、10月10日(土)に変更されました。古い日付を見て予定を立てないよう気をつけてください。公式サイトに載っている説明会のチラシには、9月14日の施設見学会と同じ申し込みフォームのURLが印刷されています。説明会に申し込むときは、お知らせ本文のフォームから進んでください。
募集要項と入園願は、説明会の当日ではなく後日あらためて幼稚園の事務窓口で配布されます。令和8年度入園のときは10月20日から配りはじめ、締め切りが10月29日でした。配布が始まったら早めに受け取りに行ってください。説明会のほかにも、未就園児と保護者が集う「ことり広場」や、専用の申し込みフォームがある施設見学会もあります。ことり広場の申し込みは、開催の1週間前の16時からです。ことり広場では大学の学生による手遊びや絵本の読み聞かせのあと、園庭でのびのび遊べます。園庭やイチョウの木、先生や在園児の雰囲気を自分の目で見られる場です。日程は年度で変わるため、出願の前に公式サイトで最新の内容を確かめてください。
受験が終わったら何をする?入園前から通える「はまキッズ」
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選考が終わってから4月の入園までは、受験に向けて整えた生活のリズムを崩さずに過ごす時期です。
早寝早起きや、着替えと片づけなどの身の回りの支度は、入園後の園生活に直結します。
家での声かけや、親子で向き合う時間も、入園までの数か月こそ大切にしたいところ。
声かけの仕方を親が学べる教室を探すなら、浜学園グループの幼児教室、はまキッズオルパスクラブも選択肢に入ります。
授業は、保護者が同じ部屋で見守るスタイル。
4月に年少で入園する子も、11月から1月なら能力判定テストを受けられ、2月から通い始められます。
少人数制のクラスなので、席は校舎の空きしだいです。
園の最寄りの近鉄丹波橋駅から近鉄京都線で乗り換えなしに京都駅へ出れば、歩いて2分で京都駅前校に着きます。
編集部のライターのひとりは、年少の秋から小学2年の終わりまでの約4年半、兵庫の西宮校に子どもを通わせました。
通い始めたのは幼稚園に入ってからで、受験のためではなく、考える力を育てるためでした。
授業に同席するうちに、家でどんな声をかければ子どもの考えが深まるかを、親も学べたといいます。
立体パズルなどの教具で、詰め込みではなく楽しみながら図形や数の感覚が身についたのも、よかった点です。
一方で、費用の負担はかなり重かったそうです。
当時は、月謝と維持管理費だけで月3万8,000〜4万円ほど。
学材費や講習代を入れると、5万円近くになる月もありました。
毎週の同席に加えて、家でのプリントや教具の復習を親が見る手間も大きかったそうです。
費用や手間をかけたくない家庭は、無理に通わなくてかまいません。
早寝早起きと身の回りの支度、家での声かけを続けるだけで、入園までの準備は十分です。
通うかどうかは、無料の説明会で今の料金を聞き、同じく無料の能力判定テストで子どもに合うかを見てから決めてください。
テストを受けても、入会の義務はありません。
京都教育大附属幼稚園の受験でよくある質問
Q 入園できるのは何歳からですか?
A 3歳児からの3年保育です。募集は3歳児クラスに絞られ、各学年1学級で全体の定員は96名です。4歳や5歳からの新しい募集は基本的にありません。
Q 通園に住む場所の決まりはありますか?
A 京都府内に住民票と生活の本拠があり、徒歩または公共交通機関で片道およそ40分で通える範囲が条件です。登降園は保護者の付き添いが前提で、自転車や自動車での来園はできません。
Q 附属の小学校にそのまま進めますか?
A 附属桃山小学校と附属京都小中学校へ進む連絡進学の道があります。ただし年長児に連絡進学の検定選考があり、無条件で進めるわけではありません。抽選免除や優遇を明記した記載は、小学校の要項にありません。
Q 学費はどれくらいかかりますか?
A 保育料も入園料も、月8,700円を上限に無償化の対象です。京都教育大学の額では、保育料の年額73,200円は実質の負担がなく、入園料31,200円も入園初年度に月割りして保育料に合算する形で全額が無償化されます。実費でかかるのは検定料1,600円や教材費、PTA会費などです。
Q 共働きでも通えますか? 預かり保育はありますか?
A 昼食はお弁当で、降園も午前保育で11時20分から、午後保育でも13時台と早めです。園の公式サイトに預かり保育の案内はないため、放課後の預け先を入園前に整えておきましょう。
Q 選考の内容や倍率はどうですか?
A 第1次の親子面接と、通過者を対象にした第2次の抽選で決まります。面接の細かな内容は非公表です。倍率も公表されていませんが、募集は3歳児32名と小規模です。
Q 給食はありますか?
A 昼食はお弁当が基本で、毎日出るのは飲みものの牛乳やお茶です。お弁当のある午後保育の日は火曜と木曜、金曜です。
過去問を書籍で入手する
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。
日々の生活習慣づくり+モコモコゼミのほうがコスパは良いと個人的には思います。
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京都教育大附属幼稚園の受験対策まとめ
京都教育大学附属幼稚園は、入園料も保育料も無償化になる学費と、明治18年から140年続く歴史が特徴です。大学と歩む研究の場でもあります。附属桃山小学校や附属京都小中学校へ進む連絡進学の道もあります。
- 1入園料も保育料も無償化、附属小へは連絡進学の道。ただし年長で連絡進学の検定選考があり、全員が無条件で上がれるわけではありません。
- 2選考は親子面接と抽選の2段階、募集は3歳児32名。見られるのは日ごろの生活習慣で、倍率は公表されていません。
- 3通園区域と保護者送迎が前提、昼はお弁当で降園も早め。共働き家庭は昼食と送迎、預け先の段取りを先に整えましょう。
選考は運だけで決まるわけではなく、日ごろの暮らしと親子の関わりがものを言います。家での習慣づくりを、毎日少しずつ続けていきましょう。
自宅での受験準備の第一歩として、こどもちゃれんじも取り入れやすい教材です。年齢別に設計されたエデュトイが毎月届き、遊びながら生活習慣の土台づくりができる点は他の通信教育にはない強みです。
受験を見据えた思考力を育てたいなら、こぐま会×SAPIX監修の「モコモコゼミ」があります。かわいい動物キャラクターと一緒に取り組め、「モコモコちゃんねる」の動画学習にも対応しています。
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