国立大学の附属幼稚園のデメリット5選【受験しないほうが良い?】

はてな?ママ

国立大学の附属幼稚園に、お受験してまで入園させる価値があるのかわかりませんデメリットを教えて下さい。

幼稚園受験を考えているけれど、気になるのはやはり「デメリット」…「お受験」は家族にとって大きな決断ですよね。しかし、その一方で懸念点をしっかり理解しておけば、リスクを踏まえた上で本当に最適な選択ができるはずです。

本記事では、国立大学附属幼稚園におけるデメリットを詳しく解説し、どのように向き合うべきかのヒントをお伝えします。

このブログで得られることは以下の3つです。

  1. 幼稚園受験で発生しうる保護者の負担や実際の悩み
  2. 受験におけるデメリットの具体例と、対応方法
  3. デメリットが解消される可能性や対策

幼稚園選びは慎重に行いたいところ。本記事を読んでいただければ、メリット・デメリットのバランスを理解し、自信を持って選択を進められる未来が見えてくることでしょう。

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保護者の負担が多い。

国立大学附属幼稚園は保護者の負担が多い?

保育時間が短い。延長保育や預かり保育もない。園バスがないため送迎が必要

保育時間が短く、延長保育や預かり保育もない。

国立大学の附属幼稚園は、他の私立や公立の幼稚園と比べて、保育時間が短い傾向にあります。
入園してしばらくは、午前中のみとなる「慣らし保育」の期間も長いです。

また、延長保育や、預かり保育を実施していないことがほとんどです。

午後の過ごし方を考える必要があります。

幼児の憧れ「通園バス」がない。

国立大学の附属幼稚園には、通園バスがありません。

登園を「徒歩のみ」としている園もあります。

◯キロ以上の場合「電車・バスなどの公共交通機関の利用は可。車の送迎禁止」という園も多いです。

また、通園範囲の広い幼稚園ですと、車での送迎を許可している地域もありますが、
「園敷地内への乗り入れ禁止。近隣での一時停車も禁止。月極駐車場を契約すること」としている園もあります。

毎日のことなので、送迎は大変かと思います。
家の敷地の直ぐ側までバスで来てくれて、送迎していただけたら、どんなに負担が軽く、楽になるか、とは思います。

私の場合は、幼稚園入園前まで、娘は保育園に通っており、送迎には慣れていたため、デメリットとはなりませんでした。
保育園の前を一緒に歩くのは、とても楽しい時間でした。
草木を見つけたり、空を眺めて雲を見つけたりする時間も、とても有意義です。
それを娘が幼稚園になっても続けられるのは、母としてちょっと幸せです。

ちなみに私の娘は「幼稚園に行ったら、バスに乗れるんだよ♪」とはしゃいでいるタイプだったので、
これだけは娘に申し訳なくてなんと説明したらよいか悩みました。
しかし、通い始めたら慣れたようで、楽しそうに通っているので安心しました。

共働き世帯にはファミリーサポートという選択もアリ

とはいえ、仕事の都合で真っ昼間にお迎えなんて無理・・・という方も多いかと思います。
私は、幼稚園進学に合わせて、仕事を在宅のフリーランスに切り替えました。

その他の選択肢として、頼れる祖父母がいればご相談いただく事ができれば助かりますね。
しかし、必ずしも近くに祖父母が住んでいるとも限りません。

そこで、最近は、ファミリーサポートという、地域で子育て支援をしあい、支え合う制度があります。
子育て当事者になってはじめて知ったのですが、市区町村実施の場合、料金も手頃なのでおすすめです。
気になる方は、ぜひ、「お住いの市区町村 ファミリーサポート」で検索してみてください。

内閣府 厚生労働省 子ども子育て支援 のページでも紹介されています。

附属幼稚園の場合、預かり保育無償化を受けられる可能性も

国立大学附属幼稚園→ファミリーサポートで送迎→午後から預かり保育

という選択肢もあります。

預かり保育の施設が無償化対象施設の場合、最大月額1.13万円まで無償で預かり保育を受けることも出来ます。
詳しくは、お住まいの市区町村へお問い合わせください。

お弁当持参(給食が無い)

給食が行われていない、または給食の回数が極端に少なく、ぼぼ毎日お弁当のところが多いです。

保育園は、完全に給食だったので、非常に楽でした。

しかし、今度通う国立大学附属幼稚園は、年少さんは全日お弁当持参です。

娘は、「幼稚園になったらお弁当だ♪」と言って喜んでいたので、できるだけカラフルなお弁当になるように頑張ろうと思います。
私は料理が得意な方ではないので、Instagramなどを見ながら、三年間がんばります。

PTA活動や保護者ボランティアで親の出番が多い

幼稚園の園児の人数が少ない(少人数)ということもありますが、
先生の人数も、ほかの幼稚園より少ないようです。

一年を通して、何かの役につくか、何かのボランティアの参加などを求めらます。

しかし、娘が通う幼稚園の令和3年度の説明会では、コロナの影響もあり、保護者参加型の催しや会合は、
ほぼ中止となったりオンラインに切り替えたりした、とのことでした。

コロナの影響が少なくなるとともに、PTA活動の頻度が復活していくのか、要所でオンラインに切り替えていくのか、
園の判断が気になるところです。

ちなみに、私の自宅に一番近い公立の幼稚園も「催しが多くPTA活動が盛んで親が忙しい」と近所でも有名な幼稚園で、知り合いのママさんも困っていました。

つまり、国立大学附属幼稚園だけが親の出番が多いというよりも、
園の特色によっては、私立でも公立でも、親の出番は多くなります。

気になる方は、入園前説明会で予め質問しておくなど、事前のリサーチをしておきましょう。

先取り学習や、特別な運動・知能・芸術的訓練などは一切行わない

読み書き計算などの”お勉強”を教えることはない。

いわゆる、小学校の先取り教育と言われる、読み書きそろばん(計算)などの授業はありません。

特別な運動能力・知能アップ・楽器指導などの授業もない

コナミなどのスポーツクラブと連携したり、学研の講師を招いて授業したり、と、
地域にある学習教室等と連携して授業していただける幼稚園もありますが、
国立大学附属幼稚園では、一切ありません。

サッカー教室、学研、空手、英会話教室、ヒップホップダンス、体操教室、バイオリン、鼓笛隊発表会、ピアノ教室など、
公立幼稚園でも、授業の一環だったり、課外活動だったりで、たくさんの経験をできる機会を設けている園がたくさんありますが、

国立大学附属幼稚園では、一切ありません。

必要な場合、習い事として教室を探す必要があります。

逆に、娘が興味があるものを見つけた後、それに協力して掘り下げることができたらいいなぁ。と個人的には考えています。

入園試験(考査・抽選)がある。

お受験対策が子供の負担になってしまわないか心配

国立大学附属幼稚園は、考査と呼ばれる入園試験や、抽選などで、入学の可否が決定します。

入園が決まるまでの間、親も精神的にストレスになります。

そんな中、子供に対して、できる限り親のストレスを見せることなく、受験対策のトレーニングを促す必要があります。

子供のために受験するのに、受験のために子どもが不幸になってはいけない、と思います。

その兼ね合いが、難しいです。

国立幼稚園は数が少なく選択肢が無い

国立大学の附属幼稚園は、令和6年4月現在、約50校あります。
各都道府県に1校あるかないか、程度の数しか存在しません。

全国国立大学附属学校PTA連合会「国立大学附属学校の概要」(2024年)。https://www.zenfuren.org/zenfuren/zenfuren-198/(2024年11月2日 閲覧)。

下記の「国立大学附属幼稚園一覧」を参照ください。

通園範囲が決められているため選択できない可能性も

自分の住んでいる都道府県に、国立大学附属幼稚園があったとしても、
通園範囲が決められており、入試を受けられない可能性もあります。

内部進学が目的で受験した場合のデメリット

内部進学できないこともある

外部からの入試を受けるよりも、内部進学のほうが、小学校への入学がしやすいことは事実ですが、
内部進学にもテストがあり、”絶対に”附属小学校へ進学できるという保証は限りません。

内部進学者と外部入学者で学力に差が生じることがある

附属幼稚園から附属小学校へ内部進学できたとしても、
必至に受験対策をして試験を乗り越えて外部から入学した児童と、学力やスキルに差が生じることがあります。

そのため、附属幼稚園へ在園中でも、
外部入学者と同等の「小学校受験に必要な学力やスキル」を身に着けておく必要性が生じるかもしれません。

環境の変化が少ない

附属幼稚園(2・3年)、附属小学校(6年)、附属中学校(3年)、場合によっては附属高校(3年)、と、エスカレーターで進学できた場合、

同じ敷地内または隣接敷地内に学校があることが多いので、8〜15年間、同じ環境で過ごすこととなります。

環境の変化が少ないことを良いと捉えるのか悪いと捉えるのか、ですが、

万が一、人間関係等何かしらのトラブルが発生した場合、どうやって対処していくかは、考えておく必要があります。

進路を決めてしまっていいのか

子どもの人生を親が決めてしまっていいのか不安になる

大学受験と違い、幼稚園受験は、親の判断で受験させるかと思います。

将来、「なんで私は、近くの小学校に行けなかったの?普通の小学校に行きたかった!」などと、泣いて怒られるかもしれない。「ずっと、幼稚園バスに乗りたかったんだ」と、恨まれるかもしれない。そんな不安は、感じています。

しかし、逆に、幼稚園受験をしないで、近所の公立幼稚園や市区町村立小学校へ進学したとしても、
またそこはそこでの、なにかぶち当たる壁があるかと思うのです。

だから、どんな選択をしようとも、不安は拭えないんだろうな、という結論で私は落ち着きました。

子供にとって地元の友達が中々出来ない可能性も

国立大学附属幼稚園が家から離れた場所にある場合、近所の地元で友だちができにくい可能性があります。

小学校も内部進学するとなおさら、学区内の市区町村の小学校に通うことがなくなるため、
学区内の地元の友達が出来にくくなる可能性があります。

今は、娘は近所の子供達とも一緒に遊んでいるのですが、このまま小学校になっても遊んでもらえるのか。
また、幼稚園→小学校となっていけば、そこでまた新たな人間関係が生まれるので、そこでのびのびと人生を謳歌していけるのか。それもまだわかりませんが、将来、娘が幸せになることだけを祈っています。

幼稚園受験を考える保護者へ:まとめ

幼稚園受験には、保護者の負担「先取り学習」や特別なプログラムがない点など、いくつかのデメリットがあります。しかし、デメリットを理解したうえで対策を立てることで、お子様に合った環境を選ぶ手助けとなるでしょう。

本記事の内容を参考に、受験エリア資格条件を確認し、準備を進めてください。

国立大学附属幼稚園受験を検討する際の確認事項

  1. 保護者の負担を確認
  2. 先取り学習の有無を確認
  3. 入園試験の有無を調べる
  4. 通園範囲を確認
  5. 内部進学の可否を確認

ご家庭に合った選択ができるよう、情報をしっかり収集し、判断してください。

そして最後に、近くの国立大学附属幼稚園の基本情報をチェックしておきましょう。

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