広島大学附属三原幼稚園、気になっていても「学費は?選考は?共働きでも通えるの?」と迷いますよね。
三原園舎は同じ敷地に幼稚園から小学校、中学校までがそろう幼小中一貫の学校園です。入園料も保育料も無償化の対象で、JR三原駅から歩いて5分。「自ら伸びよ」を合言葉に、遊びのなかで力を伸ばす保育を大切にしています。ただし選考では最後に抽選があり、送り迎えの車は原則として構内に入れません。預かり保育も16時30分までの試行が予定されている段階なので、共働きの家庭にとっては、通園の足と預け先の準備が最初の関門になります。
学費のしくみから、抽選まである選考、附属小学校への内部進学の実際まで、順番に見ていきます。

私も子どもの受験を経験しました。三原園舎の実際のところを、お伝えしますね。
この記事でわかること
- ✓入園料も保育料も月8,700円まで無償化になる学費のしくみ
- ✓遊びの観察と個別試問のあとに抽選まである選考の流れ
- ✓附属小学校へ進む内部進学の本当のところ
- ✓三原市内及び付近市町にしぼられる通園エリアの条件
- ✓共働き家庭が気をつけたい弁当と預かりの現実
幼小中一貫と無償化がそろう三原園舎の魅力
広島大学附属三原幼稚園は、同じ敷地に幼稚園から中学校までがそろう幼小中一貫の学校園です。入園料も保育料も無償化の対象になる、大学附属の幼稚園でもあります。
場所は広島県三原市館町二丁目6番1号。JR三原駅の北口から歩いて5分、三原港からも徒歩10分ほどの街なかにあります。前身の女子師範学校の流れをくみ、大正2年に附属幼稚園が置かれてから100年を超える歴史ある園です。令和8年4月の在園児は54名で、3歳児のもも、4歳児のさくら、5歳児のきくの3学級。各学年ひとクラスの、目の届きやすい規模です。
幼稚園・小学校・中学校が同じ敷地で学び合えるのが、三原園舎の大きな特徴です。田んぼや岩石園、茶室や陶芸場まである広い敷地で、中学生が幼稚園の子と一緒に色水遊びをするような、学年をこえた交流もあります。
入園料も保育料も無償化になる学費
三原園舎は入園料も保育料も無償化の対象で、保護者が納めるのは検定料と入園後の実費です。
国立の幼稚園なので、保育料と入園料は合わせて月8,700円を上限に無償化の対象になります。文部科学省令の標準額では保育料が年73,200円で、月あたり6,100円と上限に収まります。入園料31,300円も、入園した初年度に月割りして保育料に合算する形で無償化され、手出しはほとんどありません。無償化の対象外になるのは、出願時の検定料1,600円と、入園後の実費です。実費の内訳と金額は公式の資料に載っていないため、入園説明会で確かめてください。
| 項目 | 金額 | 無償化 |
|---|---|---|
| 入園検定料 | 1,600円 | 対象外 |
| 入園料 | 31,300円(標準額) | 無償化対象(初年度月割り) |
| 保育料(年額) | 73,200円(標準額) | 無償化対象 |
| その他(内訳は公式に記載なし) | 実費 | 対象外 |
保育料や入園料の実際の額は年度によって改定される場合があります。正式な金額は最新の募集要項で確かめてください。
「自ら伸びよ」を育てる保育と一貫校の環境
三原園舎の保育の特徴は、子どもが自分から遊びに向かう姿を大切に育てる点にあります。
教育目標は「人格の調和的、総合的発達をめざす」です。児童会や生徒会にあたる自伸会の信条「自ら伸びよ」が、幼小中を貫く校風の核になっています。園庭で自由に水遊びを楽しみながら、あいさつや順番といった生活の作法もていねいに育てる園だと、保護者からの評価は高めです。
学校園は幼小中をつなぐカリキュラムの研究に取り組み、小・中学校は文部科学省の教育課程特例校の指定を受けています。幼稚園から中学校まで同じ場所で育つ環境なら、進学のたびに一から慣れ直す負担も小さくなります。子どもにも家庭にも大きな利点です。
附属小学校へ進む内部進学の本当のところ
三原園舎からは、同じ敷地の附属三原小学校へ進む道があります。
ただし内部進学といっても、在園児が無条件で上がれるわけではありません。附属三原小学校の募集要項では、第1学年の募集人員64名に「附属幼稚園(三原園舎)からの進学者を含む」と書かれています。つまり進学のルートはありますが、定員の内数という位置づけで、選考免除や優遇枠の記載は幼稚園と小学校のどちらの要項にもありません。附属幼稚園に入れば附属小へ自動で進める、と考えるのは早合点です。なお小学校から附属三原中学校へは、希望すれば原則進めるものの入学調査の受検が必要で、外部の中学校を受けると連絡進学は使えません。同じ敷地で顔なじみのまま進める安心感は大きい一方、進学そのものは手続きを経る前提でとらえておきましょう。
遊びの観察と個別試問のあとに抽選がある選考
三原園舎の選考では、遊びの様子の観察と個別試問で一次を選び、そのあと抽選で入園の順位を決めます。
令和9年度の募集要項によると、「遊びの様子観察・個別試問等」から総合的に判断して第1次合格者を決めます。その合格者を対象に、抽選で入園の順位を決定します。募集は3歳児の3年保育が20名程度。出願は令和8年7月6日から10日までの簡易書留郵送で、入園調査は9月2日、合格発表と抽選は9月30日に行われ、令和9年度の選考はすでに済んでいます。一次を通っても、最後は抽選です。実力だけで決まりきらない点は、頭に入れておきましょう。倍率は公表されていません。
見落としやすいのが説明会です。令和9年度に向けた幼稚園説明会は、出願の前の令和8年5月7日と6月30日に開かれました。次の年度の日程は、公式サイトで確かめておきましょう。
3歳児から入る3年保育
三原園舎は3歳児からの3年保育が基本で、募集の中心は3歳児クラスです。
学級はもも、さくら、きくの3つで、各学年ひとクラスずつ。先生の目が一人ひとりに届きやすい少人数です。4歳児からの2年保育や欠員時の編入募集が設けられる年度もあるので、途中からの入園を考える家庭は募集要項の課程区分を確かめてください。
選考で見られるのは日ごろの遊びと生活習慣
観察や個別試問で見られるのは、特別な受け答えより毎日の暮らしそのものです。
選考のこまかな中身は公表されていません。一般に幼稚園の観察では、子どもが集団のなかで自然に遊べるか、先生の言葉に応じて動けるかが見られるとされます。あいさつや着替え、順番を待つ姿勢といった日々の習慣が、そのまま当日にあらわれます。奇をてらった対策より、ふだんの暮らしを整えるほうが確かな備えになります。

わが子の受験のとき、一次を通っても最後は抽選と知って、一度は肩を落としました。がんばりが運で覆るように思えたからです。でも園の様子を知るほど、見られているのは特別な芸ではなく毎日の暮らしそのものだと気づいて、力が抜けました。それからは、あいさつと着替えを一緒に楽しむようにしました。
三原市内の幼児教室と家庭でできる入園準備
教室に通うか家で進めるかは、送迎の時間と月謝を見て選べます。
「教室に通わせたほうがいいのかな」と考える家庭も多いはずです。三原市内で附属の受験を掲げる教室は、附属小学校受験に向けた鷗州塾の三原校が中心で、幼稚園の入園に特化した教室は表に出ていません。近隣の福山市や東広島市には七田式などの早期教育教室もありますが、幼稚園受験の専門ではありません。通う場合は、毎週の送迎と月謝も見込んでおきましょう。
三原園舎の選考では、ふだんの生活や親子の関わりが見られます。教室に通う家庭も通わない家庭も、準備の中心は毎日の暮らしです。家で進めたい場合は、通信教育を取り入れる方法もあります。
まずは「こどもちゃれんじ」で生活習慣の土台づくり
観察で見られる生活習慣や社会性は、日常の遊びのなかで自然に育っていくものです。
こどもちゃれんじでは、年齢に合ったエデュトイ(知育おもちゃ)を使って、片づけや順番、友だちとのやりとりを遊びながら身につけられます。年齢別に設計された教材が毎月届くのは、こどもちゃれんじならではの強みです。
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思考力を伸ばすなら「モコモコゼミ」をプラス
個別試問や親子のやりとりで問われる考える力は、良質な教材で伸ばせます。
こぐま会×SAPIX監修のモコモコゼミは、かわいい動物キャラクターと一緒に思考力を育てられる教材です。教室の送迎なしで、家庭で受験を意識した準備を進められます。初月は合わなければ無料で、退会は公式サイトのフォームから申し込めます(締切は毎月15日)。
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親の関わり方を、早いうちに学ぶ
三原園舎の選考では、ふだんの生活や親子の関わりが見られます。
0歳から3歳の親子で通えるベビーパークは、受験塾ではありません。叱らない声かけや、子どもと一緒に取り組む姿勢を、早い時期から学べる場です。
受験の準備を始める前の0〜2歳のうちに、親が関わり方を学ぶ場として考えられます。広島県内にも教室があります。
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通園は三原市内及び付近市町で送迎が前提
通園には三原市内及び付近市町に住む条件があり、保護者の送迎が前提です。
三原園舎に通うには、三原市内及び付近市町に保護者と一緒に住み、通園できることが条件です。通園には保護者か代理の人の付き添いが必要になります。送迎の車を園の構内へ乗り入れることは原則できず、園に駐車場もありません。近くの有料駐車場を使うか公共交通機関で通う家庭が多く、口コミでは駐車場探しの苦労も語られています。JR三原駅の北口から徒歩5分と、電車で通える立地です。
昼食はお弁当、降園は13時30分
同じ敷地の小学校には給食がありますが、幼稚園の昼食はお弁当です。
令和8年度の学校園の年間予定表では、4月に年中・年長、続いて年少のお弁当が始まります。学校園要覧の日課表では、登園は8時30分、昼食のあとの降園は13時30分で、水曜日だけは11時30分です。お弁当づくりは、共働き家庭にとって早起きの負担になりがちです。最新の保育時間や昼食の扱いは、入園説明会や募集要項で確かめておきましょう。
預かり保育は16時30分までの試行予定
令和8年度の学校園要覧には、降園後から16時30分までの預かり保育「にこにこクラブ」が、希望者のみの試行予定として載っています。
預かりは16時30分までなので、フルタイムの就労を毎日まかなうのは難しいとみておくほうが無難です。在園の家庭からも、共働きだと祖父母の助けが要るという声があります。試行がいつから、どの曜日に始まるかは、説明会で確かめてください。共働きで通わせたい家庭は、放課後の預け先を入園前に用意しておきましょう。

園バスがなく、預かりも当てにできないと知ったときは、正直、気が重くなりました。それでも送りの分担を家族で決めて、放課後の預け先を早めに探しておいたら、思ったより無理なく回っています。駅から園までの短い道での親子のおしゃべりが、今ではいちばんの時間です。
園庭開放とすこやかランドで三原園舎を見る
入園前に園の雰囲気を知りたいなら、園庭開放や子育て支援の会があります。
三原園舎は、未就園の親子に向けた子育て支援「すこやかランド」や園庭開放、入園希望者の見学会を開いています。在園児の遊ぶ様子や先生の雰囲気を直接見られる機会です。広い園庭やのびのびした保育の空気は、資料だけでは伝わりません。次の年度に向けた見学会や説明会の日程は、出願の前に公式サイトで最新の内容を確かめてください。
三原園舎の受験でよくある質問
Q 入園できるのは何歳からですか?
A 3歳児からの3年保育が基本で、募集の中心は3歳児クラスの20名程度です。学級はもも、さくら、きくの3つで、各学年ひとクラスずつ、全体で54名ほどの規模です。
Q 通園できる住所の決まりはありますか?
A 三原市内及び付近市町に保護者と一緒に住み、通園できることが条件です。通園には付き添いが必要で、送迎の車を園の構内へ乗り入れることは原則できません。JR三原駅の北口から徒歩5分の立地です。
Q 附属の小学校にそのまま進めますか?
A 附属三原小学校の募集要項では、第1学年64名に附属幼稚園からの進学者を含むと書かれています。進学のルートはありますが定員の内数で、選考免除や優遇枠の記載はなく、無条件で進めるわけではありません。
Q 学費はどれくらいかかりますか?
A 保育料も入園料も、月8,700円を上限に無償化の対象です。標準額の保育料は年73,200円で実質の負担がなく、入園料31,300円も入園初年度に月割りして保育料に合算する形でほぼ無償化されます。ほかにかかるのは出願時の検定料1,600円と、入園後の実費です。実費の内訳は公式の資料に載っていません。
Q 共働きでも通えますか? 預かり保育はありますか?
A 令和8年度の学校園要覧では、降園後から16時30分までの預かり保育が試行予定とされています。昼食はお弁当で、降園は13時30分、水曜は11時30分です。送迎も保護者が担うため、共働きの家庭は放課後の預け先を入園前に決めておくと無理がありません。
Q 選考の内容や倍率はどうですか?
A 募集要項によると、遊びの様子の観察と個別試問で第1次合格者を決め、そのあと抽選で入園順位を決めます。一次を通っても最後は抽選という流れです。倍率は公表されていません。
Q 幼小中一貫だと何がよいのですか?
A 幼稚園から中学校までが同じ敷地にあり、学年をこえた交流や一貫したカリキュラムの研究に取り組んでいます。進学のたびに環境が大きく変わらないため、子どもも家庭も見通しを持ちやすい点が魅力です。
過去問を書籍で入手する
附属幼稚園の過去問セットも市販されています。内容は一般的な出題パターンが中心で、価格はやや高めです。
日々の生活習慣づくり+モコモコゼミのほうがコスパは良いと個人的には思います。
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三原園舎の受験対策まとめ
広島大学附属三原幼稚園は、入園料も保育料も無償化になる学費と、幼小中一貫の環境が魅力の園です。ただし選考には抽選があり、送迎や弁当、預かりでは家庭の支えが要ります。
- 1入園料も保育料も無償化、幼稚園から中学校まで同じ敷地で育つ幼小中一貫の学校園。進学のたびに環境が大きく変わりません。
- 2選考は遊びの観察と個別試問のあとに抽選があり、日ごろの生活習慣が見られます。毎日の暮らしぶりが、そのまま当日に出ます。
- 3通園は三原市内及び付近市町が条件で、駐車場も預かりも弁当も家庭の支えが要る。附属小へは手続きを経て進みます。
選考はペーパーではなく、ふだんの暮らしと親子の関わりが中心です。近くに附属特化の教室が少なくても、家庭での習慣づくりと通信教育で備えていけます。
自宅での受験準備の第一歩として、こどもちゃれんじも選択肢に入ります。年齢別に設計されたエデュトイが毎月届き、遊びながら生活習慣の土台づくりができる点は他の通信教育にはない強みです。
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