「住む場所に制約が?」
「共働きでも通える?」
「何を準備すれば?」
山口大学教育学部附属幼稚園の受験には、13小学校区内居住や保護者送迎など独特な制約があります。
しかし、令和8年度募集要項に基づく正確な情報と段階的な準備方法を知れば、共働き家庭でも十分対応可能です。
行動観察中心の選考システム、預かり保育の活用法、家族協力体制の構築まで具体的に解説し、合格への道筋を明確にします。
\直前でも自宅で対策OK!/

- 13小学校区内居住・保護者送迎必須など園独自の制約を正確に把握。
- 合否のカギは〈生活習慣〉〈母子分離〉〈家庭の教育姿勢〉。
- 年齢別準備ロードマップで今すぐ確認を。
0〜3歳別ロードマップ|共働きでも間に合う受験準備
山口大学教育学部附属幼稚園の受験準備は、子どもの年齢に応じた段階的なアプローチが大切です。
13小学校区内への居住や保護者送迎などの制約がありますが、計画的に進めれば無理なく準備できます。
0〜1歳の準備ポイント

生活リズムの安定が、すべての基盤になります。
0〜1歳では、規則正しい生活習慣の土台を築くのが最優先です。
早寝早起きのリズムを整え、授乳や離乳食の時間を一定にしましょう。
集団生活への適応力が自然に身につきます。
親子のスキンシップを大切にし、たくさん話しかけながら愛着関係を深めてください。
絵本の読み聞かせは言語発達の土台となるため、1日1冊は継続するよう心がけましょう。
共働きのご家庭では、朝と夜の15分間を濃密な親子時間として確保すれば、十分な準備ができます。
1〜2歳の準備ポイント

社会性の芽生えと基本的な生活習慣の確立に重点を置きます。
1〜2歳では、あいさつや「はい」の返事を生活に組み込み、スプーン・フォークの持ち方や段階的トイレトレで自立心を育てます。
積み木やシール貼りで指先を鍛え、語彙を50〜100語、二語文を目標に会話を増やしましょう。
家庭学習には、幼児からの受験指導で定評ある小学校受験塾こぐま会と中学受験塾SAPIXが共同監修した1歳用の通信教材「モコモコゼミ」プチコースがおすすめです。カードやパズルを遊び感覚で解きながら思考力を伸ばせ、地域を問わず難関校対策のノウハウを自宅で取り入れられます。
失敗を恐れず、お子さまのペースを尊重して継続してください。
2〜3歳の準備ポイント

集団での行動と基本的な受け答えが身につく時期です。
2〜3歳では、他の子どもと一緒に遊べる力を育てましょう。
公園や児童館で積極的に他の子どもと関わる機会を作ってください。
自分の名前と年齢をはっきり言える練習を忘れずに行います。
運動面では、走る・跳ぶ・ボールを投げるといった基本動作を覚えます。
クレヨンやシール貼りなどの簡単な作業を取り入れれば、手先の動きが上達するでしょう。

早生まれのお子さんは月齢差を意識し、焦らずお子さんのペースに合わせて進めるのを心がけてください。
母子分離と生活習慣の準備

母子分離の成功は段階的な慣らしがポイントです。
段階的な分離練習で、お子さんが安心して一人で過ごせる力を育てます。
母子分離は幼稚園受験で大切な準備の一つです。
まず家庭内で短時間から始め、祖父母宅、一時保育、幼児教室と段階的に分離時間を延ばします。
「必ずお迎えに来る」約束を守り、戻った時はしっかり褒めてあげてください。
同時に、着替え・歯磨き・片付けなどの生活習慣を自分でできるよう練習しましょう。
一つの活動に集中して取り組む時間を少しずつ延ばせば、集中力と持続力が自然に身につくはずです。
共働き家庭の時間管理術
朝と夕方の短時間を活用すれば、働きながらでも十分な準備ができます。
共働きのご家庭では、朝15分・夕方15分の親子遊び時間確保を目標にしてください。
夫婦でそれぞれの得意分野を担当し、協力体制を作りましょう。
一時保育やファミリーサポートを母子分離練習を兼ねて積極的に活用するのをおすすめします。
車での移動中に教育音楽を流したり、日常の料理や買い物を学習機会に変えたりする工夫を取り入れてみてください。
祖父母や親族に協力をお願いし、家族全体でサポート体制を整えれば、無理なく受験準備を進められるでしょう。
山口大学教育学部附属幼稚園の特徴|教育方針・通園条件・募集要項
山口大学教育学部附属幼稚園は、教育実践研究と教員養成を使命とする国立大学附属園です。
居住地域や通園方法に制約がありますが、幼小中一貫教育や質の高い保育環境が魅力となっています。
教育方針と向いている家庭
「やさしく かしこく たくましく」を教育目標に、自由保育を中心とした保育を行っています。
好きな遊びを中心にしながら「ともに育つ」子どもと親と保育者と
出典:山口大学教育学部附属幼稚園公式サイト
子どもの主体性を大切にし、興味や関心に基づいた活動を重視する家庭に適しています。
やまぐち学園として幼小中一貫教育を実施し、附属小学校・中学校との連携も特徴的です。
教育実習生の受け入れや公開研究会への参加など、研究機関としての役割に理解と協力ができる家庭が求められます。
保育参加は学期1回必須で、保護者も教育に積極的に関わる環境です。
通園エリア・アクセス
住所 | 〒753-0070 山口県山口市白石3丁目1-2 |
TEL | (083)933-5960 |
公式サイト | http://ymg-kg.com/ |
通園可能地域は13小学校区に限定され、保護者による送迎が必須です。
次の小学校区内に保護者と共に居住する子ども 【宮野、大殿、白石、湯田、良城、大歳、平川、大内、大内南、小鯖、上郷、小郡、小郡南】
出典:令和8年度入園児募集要項
所在地は山口市白石3丁目1-2で、構内駐車は不可のため周辺の公共駐車場利用が必要です。
自転車置き場は正門入ってすぐの場所にあります。
通園は保護者の付き添いが必要で、送迎体制を整えられる家庭でなければ通園できません。
共働き家庭の場合、祖父母やファミリーサポートなどの協力体制確保が欠かせないでしょう。
募集人数・抽選の有無・願書提出日程
3歳児25名・4歳児28名を募集し、二段階選考を実施します。
項目 | 内容 |
---|---|
募集人数 | 3歳児25名、4歳児28名(令和8年度募集要項) |
第一次選考 | 行動観察:令和7年10月25日(土) |
第二次選考 | 抽選:令和7年11月6日(木)※合格者多数時のみ |
願書受付 | 令和7年9月29日(月)〜10月2日(木) |
第一次選考で行動観察を実施し、合格者が定員を上回った場合のみ第二次選考として抽選が行われます。
最終的には運の要素もある選考システムです。
過去の倍率と人気の背景
具体的な倍率は公表されていませんが、国立大学附属園として高い人気を誇ります。
人気の背景は、幼小中一貫教育による質の高い教育環境と、附属小学校への内部進学の可能性です。
山口県内で数少ない国立大学附属幼稚園であり、教育研究機関としての先進的な保育内容も魅力となっています。
ただし、最終選考に抽選要素があるため、充分な準備をしていても合格が保証されるわけではありません。
基本的な生活習慣の確立と、子どもらしい自然な発達が評価の中心となります。
費用・保育料・預かり保育の利用条件
幼児教育無償化により保育料の負担はなく、諸経費のみ必要です。
費用項目 | 金額 |
---|---|
入園料 | 31,200円(令和8年度募集要項) |
保育料 | 年額73,200円(幼児教育無償化により納入不要) |
諸経費 | 月額3,500円程度(令和8年度募集要項) |
検定料 | 1,600円(令和8年度募集要項) |
預かり保育は月火水金が14:00-17:00、木曜日は11:30-17:00です。
3歳児は4月実施なし、5月は火木のみ、6月以降は毎日実施となります。
共働き家庭には心強いサポートですが、基本的な送迎は保護者が行う必要があります。
試験内容と評価ポイント|行動観察・面接・家庭環境の見られ方
山口大学教育学部附属幼稚園の試験は、行動観察を中心とした選考です。
保護者面接は実施されず、お子さんの日常的な様子と年齢相応の発達を総合的に評価します。
基本的な生活習慣が重視されるため、普段の子育ての延長として準備を進められるでしょう。
行動観察で見られる力と伸ばし方
他の子どもとの関わり方と、大人の指示への対応を中心に評価されます。
行動観察では、お子さんが自然な状態で他の子どもや先生と接する様子を観察します。
おもちゃを取り合わずに順番を守れるか、他の子どもと並行して遊べるかが確認されるでしょう。
自分から積極的に活動に参加する姿勢や、新しい遊びに興味を示す好奇心が大切です。
集中力については、一つの遊びに5〜10分程度取り組めるかをチェックします。
普段から公園や児童館で他の子どもと遊ぶ機会を増やし、家庭では簡単なルールのある遊びを取り入れてください。
子どもへの問いかけと自然な受け答え練習
名前・年齢・好きなものを、緊張せずにはっきり答えられる練習をします。
行動観察では、先生から簡単な質問をされる場面があります。
「お名前は何ですか」「何歳ですか」「好きな食べ物は何ですか」に、明瞭な声で答えられる練習をしましょう。
先生の簡単な指示(「赤いブロックを取ってください」など)を正確に理解し、行動できるかが評価されます。
「嬉しい」「困った」などの自分の気持ちを言葉で表現する練習を取り入れてください。
練習しすぎて機械的にならないよう、日常会話の延長として自然な受け答えを心がけていきましょう。
運動能力・言語力・数概念のテスト内容と対策
年齢に応じた基本的な成長を確認する課題で、特別な技術や能力は求められません。
分野 (評価項目) | 確認される内容 (どんなテストがあるか) | 家庭での準備方法 (今からできること) |
---|---|---|
基本運動 体を動かす力 | ・歩く・走る・止まる・両足ジャンプ ・ボール遊び・階段昇降 ・バランス感覚の確認 | ・公園での外遊びを増やす ・かけっこ・ボール遊びを楽しむ ・階段の昇り降り練習 |
手先の器用さ (巧緻性) | ・クレヨンで丸を描く・シール貼り ・積み木積み・ボタン操作 ・先生の真似をして形を作る | ・お絵かき・工作遊びを増やす ・ボタンのある服で練習 ・シール貼り・折り紙遊び |
言語発達 おしゃべりの力 | ・名前・年齢・好きなものを言う ・簡単な挨拶・返事 ・先生との簡単なやりとり | ・日常会話を増やす ・絵本の読み聞かせ ・挨拶の習慣づけ |
数の概念 かずや色の理解 | ・1〜3の数唱・大小の区別 ・基本色・基本図形の識別 ・色や形の名前を答える | ・数え歌・おもちゃの分類 ・色や形の名前を教える ・日常生活で数を意識する |
普段の親子遊びで十分伸ばせる力ばかりなので、焦らず毎日少しずつ練習していきましょう。
盲点かもしれませんが、考査(入試)が初めての方にぜひおすすめしたいのが、自立するA4バッグです。
長い待ち時間中もバッグが倒れる心配がないので、考査に集中でき、本当に重宝します。
上履きや水筒など、意外と荷物が増えるので、大きめで上品に見えるバッグが安心です。

願書・志望理由書の準備ポイント
園の教育方針と家庭の価値観の一致点を明確に示すのが最重要です。
園との価値観の一致を確認するため、ホームページやパンフレットで園の理念をよく読み込みます。
説明会や見学会での体験談を盛り込むと、園への理解と熱意が伝わるでしょう。
お子さんの個性を魅力的に伝えるため、長所と課題の両面を成長エピソードと共に説明しましょう。
客観的な分析力を示しながら、お子さんの魅力を肯定的に表現してください。
国立附属園の特徴を理解し、教育実習生の受け入れや研究活動への協力姿勢を明記するのも大切です。
誤字脱字の確認、適切な敬語の使用、読みやすさを心がけます。
家庭でできる準備と生活習慣の作り方
お子さんが楽しみながら続けられる環境作りが基本です。短時間でも質の高い学習時間を確保しましょう。
特別な教材がなくても、日々の暮らしの中にたくさんの学びがあります。
料理のお手伝いで数の概念を、お買い物で社会性を、散歩で観察力を育てられるでしょう。
単なる読み聞かせから、読後の対話を大切にする読書スタイルに変えてみてください。
読み終えた後に「どの場面が好きだった?」「どんな気持ちかな?」と話し合う習慣をつけると、言葉の力が伸びていきます。
自立心を育てるため、着替えや片付けは子どもが自分でできる環境を整えましょう。
知育教材の選び方
年齢に適した教材選択で、無理なく楽しみながら学べる環境を整えましょう。
市販の知育教材を選ぶ際は、年齢適応性・継続可能性・親子で楽しめる内容を基準にしてください。
通信教育では、こどもちゃれんじ・モコモコゼミ・幼児ポピーなどがあり、それぞれ特徴が異なります。
例えば「モコモコゼミ」は小学校受験でも有名なこぐま会とSAPIXによる幼児向け教材で、受験対策に役立ちます。
≫モコモコゼミ詳細レビュー
詳しい教材比較は以下を参考にしてください。
≫幼児通信教育おすすめ比較
高額な教材に頼るよりも、身近な材料を使った工作や自然観察など、手作りの学習機会を大切にしてください。
教材選びで迷った時は、まず図書館や児童館の無料教材を試してから検討しましょう。
継続できる範囲で選択し、親子の時間を楽しむ心構えが一番大切です。


よくある不安にお答えします|共働き・倍率・併願戦略

山口大学教育学部附属幼稚園の受験を検討する保護者の方から寄せられる代表的な不安や疑問にお答えします。
特に居住地域制限や送迎制約など、園独自の条件に関する具体的な対応方法を解説します。
Q: 13小学校区外からの転居は必須ですか?
指定地域外の居住者は受験資格がありません。
募集要項で居住地域が明確に限定されており、例外は認められていません。
該当地域への転居を検討するか、他の幼稚園への受験に切り替える必要があります。
転居を検討する場合は、受験申込み前に住民票の移動を完了させてください。
宮野、大殿、白石、湯田、良城、大歳、平川、大内、大内南、小鯖、上郷、小郡、小郡南の各小学校区内であれば受験可能です。
不明な場合は事前に園へ確認し、転居費用や通勤への影響も総合的に検討しましょう。
Q: 木曜日午前保育で共働きは対応できますか?
毎週木曜日は11時30分降園のため、対策が必要です。
研究会議のため木曜日は毎週午前保育となり、預かり保育は11時30分から17時まで利用可能です。
共働き家庭では預かり保育の積極活用に加え、祖父母やファミリーサポートとの連携が欠かせません。
夫婦の勤務調整で交代対応する方法もあります。
預かり保育は3歳児が4月実施なし、5月は火木のみのため、入園当初は特に注意が必要です。
勤務先への理解を求め、フレックスタイム制度や有給休暇の活用も検討してください。
Q: 保育参加は必ず参加しなければなりませんか?
保育参加は学期1回の参加が原則です。
1日3-6人制で実施され、参加後はミーティングも行われます。
共働き家庭でも有給休暇を取得して参加する方が多く、園側も保護者の都合を考慮して日程調整してくれます。
保育参加は子どもの園生活を知る貴重な機会で、先生との連携も深まります。
夫婦で交代参加や、祖父母の代理参加が可能かを事前に確認しておきましょう。
参加できない特別な事情がある場合は、園に相談して代替案を検討してもらえる可能性があります。
Q: 車での送迎ができませんが大丈夫ですか?
構内駐車は不可ですが、自転車や徒歩での通園が可能です。
自転車置き場は正門入ってすぐの場所にあり、多くの保護者が自転車を利用しています。
車でお越しの場合は周辺の公共駐車場を利用する必要があるため、費用と時間を考慮すると自転車や徒歩が現実的です。
バス等の公共交通機関を利用する方法もあります。
雨天時の対応策として、レインコートや傘の準備、タクシー利用なども検討しておきましょう。
近隣保護者との送迎協力関係を築くのも一つの方法です。
Q: 教育実習生との関わりはどの程度ありますか?
教育実習は園の重要な使命で、子どもにも良い影響があります。
国立大学附属園として教員養成に協力する必要があり、保護者の理解が求められています。
実習生との関わりは子どもにとって新鮮な刺激となり、多様な大人との接触機会を得られるメリットがあります。
実習期間中は普段より多くの先生に見守られ、きめ細かなサポートが期待できます。
公開研究会への参加も含め、最新の幼児教育に触れる機会として前向きに捉える家庭が多く、実際の負担感は想像より軽いとの声が聞かれます。
Q: 抽選があると聞きましたが運任せですか?
第一次選考通過後、定員超過時のみ抽選が実施されます。
まず行動観察による第一次選考があり、ここで一定の基準をクリアする必要があります。
合格者が定員を上回った場合にのみ第二次選考として抽選が行われるシステムです。
完全に運任せではなく、第一次選考で基本的な生活習慣や年齢相応の発達が評価されます。
行動観察では他の子どもとの関わり方や集中力、先生の指示への対応などが見られるため、日常的な準備が大切です。
抽選要素はありますが、まずは第一次選考通過に向けた着実な準備を心がけましょう。
その他のよくある質問
内部進学について|附属小学校への道筋

山口大学教育学部附属山口小学校では、やまぐち学園として幼小中一貫教育を実施しており、附属幼稚園との教育連携が図られています。
2 募集人数 70名程度(附属幼稚園からの入学者を含む)
出典:山口大学教育学部附属山口小学校 令和7年度入学児童募集要項
附属幼稚園の園児も小学校の選考を受ける必要がありますが、3年間の幼稚園生活で培った学びの基礎や、やまぐち学園の教育方針への理解は大きなアドバンテージとなります。
幼小連携の取り組みも充実しており、小学校生活への円滑な移行が期待できるでしょう。
今すぐ始める3つのアクション

山口大学教育学部附属幼稚園の受験準備は、現在のお子さんの状況把握から始まります。
居住地域や送迎体制の確認、園の見学会参加など、計画的な取り組みで合格に向けた道筋を明確にしましょう。
【Step1】園見学会申込みと参加準備
入園選考説明会と見学会への早期申込みが欠かせません。
入園選考説明会は令和7年9月4日(木)14時から14時45分(受付13時40分~)で開催されます。
園の教育方針や保育内容、諸経費、出願手続きについて詳しい説明が行われるため、必ず参加してください。
入園希望者見学会は6月中旬頃から幼稚園正門前に掲示され、ホームページでも案内されます。
事前申込が必要で、申込方法等の詳細は7月下旬にホームページで発表される予定です。
参加時は園の雰囲気や先生の対応を重点的にチェックし、お子さんの適応度も確認しましょう。
【Step2】通園区域確認と転居計画検討
13小学校区内への居住が受験の必須条件です。転居が必要な場合は早急な計画立案を行いましょう。
宮野、大殿、白石、湯田、良城、大歳、平川、大内、大内南、小鯖、上郷、小郡、小郡南の各小学校区内に保護者と共に居住する必要があります。
現在の住所が該当地域外の場合、転居を検討しなければなりません。
不動産市場の調査、引越し費用の算出、勤務先への通勤時間変化など、総合的な検討が必要です。
転居を決断した場合は、願書受付までに住民票の移動を完了させてください。
該当地域かどうか不明な場合は、園に直接問い合わせて確認しましょう。
【Step3】送迎体制と預かり保育利用計画確立
保護者送迎必須のため、共働き家庭では綿密な送迎計画と預かり保育活用が必要です。
降園時間は月火水金が14時、木曜日は11時30分(3歳児)で、保護者の付き添いが必須です。
預かり保育は月火水金14時から17時、木曜日11時30分から17時まで利用可能ですが、3歳児は4月実施なし、5月は火木のみとなります。
共働き家庭では夫婦の勤務スケジュール調整、祖父母やファミリーサポートとの連携体制構築が欠かせません。
構内駐車不可のため、周辺駐車場の事前確認や自転車通園の検討も必要でしょう。
緊急時のバックアップ体制も整えておいてください。
まとめ
山口大学教育学部附属幼稚園の受験は、13小学校区内居住や保護者送迎など制約がありますが、計画的な準備で十分対応可能です。
選考は行動観察中心で年齢相応の発達を重視するため、特別な能力は求められません。
預かり保育の活用や家族の協力体制構築により、共働き家庭でも無理なく通園できるでしょう。
早期からの段階的準備と園の教育方針理解が合格への近道となります。
過去問を書籍で入手する

山口大学教育学部附属幼稚園に向けた準備サポート
お子さんの自主性と考える力を育てるため、家庭学習の補助として通信教育や幼児教室を検討するご家庭も多くいらっしゃいます。
園の教育方針に合った教材選びで、お子さんの個性をさらに伸ばしてあげましょう。
考える力を育てる通信教育
「モコモコゼミ」(思考力重視の幼児教材)
こぐま会とSAPIXが監修する幼児向け通信教育で、暗記ではなく「考える力」を重視した構成が特徴です。
お子さんが自分で試行錯誤しながら答えにたどり着く体験を大切にしており、附属幼稚園が目指す「自らの課題を解決していこうとする力」の土台作りに役立ちます。
